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メルセデス・ベンツ、「コンセプト EQG」世界初公開 「Gクラス」のEV化もスタンバイ
2021年9月6日 11:50
- 2021年9月5日(現地時間) 開催
メルセデス・ベンツは9月5日(現地時間)、ミュンヘンモーターショー「IAA MOBILITY 2021」に出展する「コンセプト EQG」を世界初公開した。メルセデス・ベンツの「Gクラス」をピュアEV(電気自動車)にしたコンセプトカーで、メルセデス・ベンツの電動化戦略の本気度を示した。
同日メルセデス・ベンツは、ミュンヘンモーターショーの開幕を前に開催した前夜祭をライブストリーミングでインターネット配信。「メルセデス-EQ」ブランドの「EQE」、ハイパフォーマンスブランドの「メルセデス-AMG」、高級車ブランドの「メルセデス-マイバッハ」、メルセデス・ベンツの伝統的モデル「Gクラス」をEV化したコンセプトカーを含めて4台のピュアEVを公開、全方位で電動化をすすめるビジョンを示した。
メルセデス・ベンツ「コンセプト EQG」
コンセプトEQGは、メルセデス・ベンツのロングセラーモデル「Gクラス」を電動化したコンセプトカー。ラダーフレームを採用してGクラスの伝統を継承しつつ、4つのモーターを搭載する4WDシステムを採用するなど、Gクラスの電動化で何ができるかを示すコンセプトカーとなる。
このコンセプト EQGについて、ダイムラーAGの取締役会メンバーでメルセデス・ベンツ・カーズのCOOであるMarkus Schafer氏は「市場の状況が許す限り、メルセデス・ベンツはこの10年の終わりまでに、完全電動車を使う準備ができています」と強調。「“エレクトリックファースト”から“エレクトリックオンリー”という戦略的ステップにより、私たちはゼロエミッションでソフトウェア主導の未来への転換を加速しています。説得力のある製品で電気自動車への切り替えをお客さまに促したいと考えており、Gクラスのようなアイコンはこのタスクを完全に実行します」と電動化への意気込みを述べている。