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ホンダ・レーシング 渡辺康治社長、レッドブルF1などへホンダ製パワーユニットを2025年シーズンまで供給と正式発表
2022年8月2日 19:00
- 2022年8月2日 発表
ホンダのレース活動を担うHRC（ホンダ・レーシング）は8月2日、現在レッドブル・パワートレインズ（以下、RBPT）に対して行なっているF1用パワーユニットの供給に関して、2023年～2025年まで継続することを正式発表した。
現在HRCは、レッドブルグループからホンダへの要請に基づき、RBPTに対して2022年F1シーズンのF1パワーユニットに関する技術的な支援を行なっている。オラクル・レッドブル・レーシングとスクーデリア・アルファタウリは、同パワーユニットを搭載したマシンでF1に参戦しており、レッドブル・レーシングは2022年7月現在で、ドライバー選手権、コンストラクター選手権で首位に立っている。
今回の契約は、2023年～2025年に関するもので、レッドブルグループからホンダへ支援の要請があり、両社で協議・検討を進めてきた結果、合意に至ったという。
HRC代表取締役社長の渡辺康治氏は、同社の4輪レース部門の開発拠点であるHRC Sakura（栃木県さくら市）において、F1パワーユニットの供給延長を発表。「HRCのモータースポーツ活動を通じたHondaブランドの更なる高揚」「持続可能なモータースポーツを目指したカーボンニュートラルへの対応」「モータースポーツのすそ野を広げる活動へ注力」「二輪・四輪事業へより貢献できるモータースポーツ活動」の4つのHRCの理念を示し、2025年まで開発凍結されているF1パワーユニットの供給延長は、新たなリソースも必要としないことから契約合意に至ったという。
現在、レッドブル、アルファタウリのF1マシンには、HRCロゴがリアセクションに掲示されているが、2023年以降における「マーケティングなどについての契約はこれから」とのことで、詳細は決まっていないとしている。
前述したように、今シーズンのHRCが供給するF1パワーユニットは最強のパワーユニットとなっており、レッドブル、アルファタウリとともに2025年まで戦っていくことになるという。その先については当然未定だが、パワーユニット供給が続いていくことでの新たな発展にも期待したい。
