ベントレー、米スポーツキャスターのクレイグ・セイガー氏をたたえる特別な「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」

2023年にオークションへ出品し、収益をがん研究機関へ寄付

　ベントレーは8月1日（現地時間）、2016年にがんのため旅だったアメリカの著名なスポーツキャスターであるクレイグ・セイガー氏と妻であるステイシー氏が血液がん研究のために設立した「セイガーストロング基金」との共同プロジェクトにより、クレイグ氏の情熱とバイタリティをたたえる特別デザインの「コンチネンタルGTスピードコンバーチブル」を発表した。

　10年以上にわたりがん研究の支援を行なっているベントレーは、この特別なコンチネンタルGTスピードコンバーチブルを、2023年初頭にオークションへ出品する予定で、その収益はセイガーストロング基金に寄付される。

クレイグ・セイガー氏の妻ステイシー氏と、特別に作られたコンチネンタルGTスピードコンバーチブル

　ベントレーの特注車両を手掛けるマリナーチームは、アメリカのスポーツ専門放送チャンネルESPNが主催し、忍耐と決意によって大きな障害を克服したスポーツ界の価値あるメンバーに贈る「ジミーV賞」の授賞式にて、当時クレイグ氏が着用していたユニークな生地に着想を得て、花模様をデザインに採用。デザイナーは、クレイグ氏のレガシーと才能を、世界で最も美しくパワフルなグランドツアラーに融合させ、コンチネンタルGTスピードコンバーチブルのアイコニックな形状をより引き立たせられたという。

ヘッドレストにはクレイグ・セイガー氏の名前が入る

クレイグ氏が着ていたジャケットの生地から着想を得たという花柄デザインを採用

　セイガーストロング基金を長年支え続けている妻のステイシー氏は、「クレイグはクラフトマンシップに対して根強い情熱を持っており、それは彼が仕立てたスーツや選んだ車両にも反映されていました。もし彼が今ここにいたら、彼の美しく力強い精神を完璧に表現したこの車に家族を乗せ、屋根を開けて素晴らしい笑顔でドライブを楽しんでいることでしょう」とコメントを寄せている。

　ベントレーモーターズのリテールマーケティングマネージャーであるスコット・レイノルズ氏は、「コンチネンタルGTスピードコンバーチブルに、クレイグ氏が身につけたであろうものを『着せる』というわれわれの解釈は、彼と彼の活力や不変のポジティブさ、向上心に敬意を表したものです。クレイグ氏のまわりの人たちのサインも加えることで、クレイグ氏を知り、愛した人々にとって希望の灯台となるような、象徴的な走る記念品になることを切望しています」と述べている。