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ビーウィズ、オリジナルの制振遮音製品「アドバンス調音シート」2モデルを開発

2022年8月8日 発売

6万1600円~7万7000円

ビーウィズがオリジナルの制振遮音製品「アドバンス調音シート」2モデルを開発・発売した

 ビーウィズは8月8日、オリジナルの制振・遮音用品プロジェクト「BEWITH ADVANS(ビーウィズ アドバンス)」を立ち上げ、第1期製品としてアドバンス調音シート「AD-8CS」(超静音特厚タイプ)、「AD-6CS」(静音型厚口タイプ)の2モデルを発売した。価格はAD-8CSが8枚入りで6万1600円、AD-6CSが10枚入りで7万7000円。

 今回新たに発足したビーウィズ アドバンスの“ADVANS”とは、「ADVANCED VIBRATION AND NOISE SOLUTIONS(先進的な振動・騒音対策)」の頭文字をつないだ造語で、ビーウィズが培ってきた音に関するノウハウを生かしたさまざまな制振・遮音関連商品を通じて、さらなる「快適」と「心の安らぎ」の提供を目指す新たなプロジェクト。

ビーウィズ アドバンスのプロジェクトロゴマーク

 ビーウィズ アドバンスの第1期製品となるアドバンス調音シートは、木更津にあるビーウィズ直営店(フォーカル プラグ&プレイ ストア本店)での約3年にわたる「調音施工」で蓄積したノウハウを投入し、設計厚9mmのAD-8CS(超静音特厚タイプ)と、設計厚7mmのAD-6CS(静音型厚口タイプ)の2モデルを開発。施工する車種や施工箇所に応じて2種類の厚みのシートを使い分けることで、より高い施工効果を、より多くの車種に提供可能としている。

9mmという超静音特厚タイプの「AD-8CS」と、7mmの静音型厚口タイプの「AD-6CS」2種類を発売。1枚あたり寸法(設計値)は460×800(縦×横)、1枚あたりの質量は、9mm厚のAD-6CSは約1.6kg(設計値)、7mm圧のAD-6CSは約1.5kg(設計値)となっている

 アドバンス調音シートは、2kHz以上の比較的高い周波数帯域を含む、より幅広い音域の走行騒音をバランスよく吸収するようにチューニングしたニトリルゴム発泡体による「半連続気泡構造吸音層」をベースに、従来比約2倍の厚さのアルミシートを投入して高い遮音性を実現する「肉厚アルミ遮音層」と、施工対象面への強固な追従性により不要振動を抑え込むブチルゴム製の「超強粘着制振層」を一体化させた独自の3層構造を採用。静けさの“質”を追求する「調音施工」にふさわしい、優れた音のトータルバランスを実現させるという。

アドバンス調音シートの概念図

 また、ホイールハウス内のライニングとボディパネルとの間やバルクヘッド表面など、ごく限られた隙間に施工する「調音施工」は、シート厚を大きく取ることで施工性の低下を招いていたため、アドバンス調音シートではこれまでの同種製品と比べて曲げや圧縮がしやすい柔軟な吸音層を採用。一度曲げた形状が戻りにくい肉厚のアルミ層と超粘着の制振層を一体化することで、同種の自動車用制振・遮音シートとして最厚クラスの9mm(AD-6CSは7mm)という厚みを確保しつつ、より優れた施工性と施工面への強固な追従性を両立させたとしている。

 そのほかにも、シートを一定幅にカットして施工面に敷き詰める施工方法が中心となる「調音施工」での使いやすさにこだわり、5cmごとに目印のマーキングを印刷。施工後の視覚的な仕上がりにもこだわり、5cm幅でカットした際に表面のロゴ類が途切れにくいプリントデザインを採用したほか、異なる厚みのモデルを同一面に施工しても違和感がないように共通プリントデザインとしながら、ひと目で識別できるよう「8」または「6」のサインが一定間隔で印刷されている。

静けさと叡智の象徴とされるフクロウを図案化したBEWITH ADVANSプロジェクトキャラクターの「調太郎(ちょうたろう)」も今回合わせて誕生