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トムス、バルコム、広島マツダ、マツダの4社、広島市に建設する「ひろしまモビリティワールド」に向けた事業ビジョン策定

2022年8月30日 発表

提案概要書

 トムス、バルコム、広島マツダ、マツダの4社は8月30日、広島市西区観音新町にモビリティ・エンターテイメントの聖地となる「ひろしまモビリティゲート(名称仮)」に向けた事業ビジョンと、広島県下の自動車関連企業を中心とした共同準備室「ひろしまモビリティワールド共同準備室」を設置することについて4社で合意したと発表した。

 4社はこれまでに、広島県が実施した広島市西区観音新町にある現広島FMP開発事業用地の利活用に係る事業提案募集に、トムスを代表法人とする「ひろしまモビリティゲート(名称仮)アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”」が採択され、以降、提案事業を具現化するための方策を協議・検討してきた。

 広島県に提案した事業計画では「アジア圏随一の“モビリティ・エンターテイメントの聖地”」をコンセプトに、屋内でのEVカートレースや球体スクリーンによるVRコンテンツ、フォーミュラーカレッジといったモビリティを中心とした体験の提供、カーディーラー、飲食などのテナントの導入、アウトドアアクティビティで活用できる緑地の設置、野外イベントの実施などにより、新たな観光名所として国内外から観光客などを呼び込むとともに、MaaSや次世代モビリティの実証実験など、最先端のモビリティ研究にも活用を目指すとしている。

 今回決定した、事業名称とビジョン策定については、モビリティの価値を世界に向けて発信し、世界に誇れる場にしていくことを願って事業名称を「ひろしまモビリティワールド」に決定。

 事業ビジョンとして「誰一人例外なく、そして分け隔てなく、モビリティ体験に夢中になることを通じて、『人との繋がり』と『人生の可能性』を拡げること」を叶えたいこととして策定。ALL HIROSHIMAが世界とともに「誰もが熱狂できるテーマパークを創ります」「誰もが制約なくチャレンジできる環境を提供します」「革新的なモビリティバレーを創ります」を実現し、世界に誇れる場にすることを宣言した。

 新たに設置される共同準備室名称は「ひろしまモビリティワールド共同準備室」となり、主要構成企業として、株式会社トムス、株式会社バルコム、株式会社広島マツダ、マツダ株式会社が参画、推進応援団として、瀬戸内海汽船株式会社、広島国際空港株式会社、広島大学、広島電鉄株式会社などが参画する。