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スズキ、海外向け「V-STROM 1050」一部仕様変更 未舗装路に対応する「V-STROM 1050DE」新設定
2022年9月5日 17:03
- 2022年9月5日 発表
スズキは9月5日、海外向け大型二輪車「V-STROM(ブイストローム)1050」を一部仕様変更するとともに、新たに「V-STROM 1050DE」を設定して発表した。2023年1月より欧州・北米を中心に全世界で順次販売を開始する。
今回の一部仕様変更では、クラッチやスロットルを操作せずにシフトアップ/ダウンが可能な双方向クイックシフトシステムを採用したほか、クルーズコントロールシステムが設定可能な速度域やギヤポジションの範囲を広げるなど、さまざまな走行シーンに対応する電子制御システムS.I.R.S(スズキ インテリジェント ライド システム)の機能を充実させた。さらに、S.I.R.Sの設定状況を含むさまざまな情報を表示する5インチ大画面カラーTFT液晶メーターを採用し、長距離ツーリングに求められる使い勝手や利便性を向上させた。
V-STROM 1050、V-STROM 1050DEは、それぞれ水冷4サイクルの90度Vツイン 1037cm 3 エンジンを搭載。V-STROM 1050のボディサイズは2265×940×1515mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースが1555mm、装備重量が242kg。V-STROM 1050DEのボディサイズは2390×960×1505mm(全長×全幅×全高)で、ホイールベースが1595mm、装備重量が252kg。
新たに設定した「V-STROM 1050DE」では、長距離ツーリングの過程で未舗装路まで足をのばすことを想定し、トラクションコントロールシステムに専用のGモードを設定したほか、リアブレーキのABS解除モードを設定し、未舗装路での操縦安定性を高めた。また、専用のディメンションを採用し、フロントには大径の21インチホイールを装着、前後タイヤにセミブロックパターンのタイヤを採用。さらに、標準車よりも左右に20mmずつ幅を広げ、衝撃吸収性能を向上させたハンドルバーや、アクセサリーバー、地面の飛び石などからエンジン下部を保護するアルミ製エンジンプロテクターを採用している。