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ジープ、ブランド初のバッテリEV「アベンジャー」をパリショーで披露へ 2025年までにZEV4モデル導入など電動化計画公表
2022年9月8日 22:39
- 2022年9月8日(現地時間)発表
ジープ(Stellantis)は9月8日(現地時間)、2025年末までに北米とヨーロッパでフルエレクトリックSUVを4モデル導入するなどジープブランドの電動化計画を発表。グローバル向けのバッテリEV「リーコン」「ワゴニア」2モデルの写真を公開するとともに、10月17日に開幕するパリモーターショーで、ブランド初のバッテリEV「アベンジャー」を披露することを明らかにした。
同社が公開した計画では、北米とヨーロッパで2025年までにゼロエミッションビークル(ZEV)を4モデル導入、ワゴニア4xeを含め、アメリカで販売している全モデルに電動化モデルを導入する。この製品計画の一環として、2030年までにアメリカにおけるジープブランド新車販売の50%をフルエレクトリックとし、また、同年までにヨーロッパで販売する新車の100%をフルエレクトリックとする予定。この計画は、Stellantisが長期事業計画「Dare Forward 2030」で炭素排出量をネットゼロにするとした公約に沿ったものとしている。
パリモーターショーでワールドプレミアされる新型モデル「アベンジャー」については、最大航続距離400kmとなるブランド初のバッテリEVとなり、ヨーロッパの各市場に加え、日本や韓国での販売も予定される。アベンジャーは「レネゲード」より小型のセグメントに位置づけられるモデルで、クラス最高の最低地上高とブレークオーバー・アングルとアプローチ・アングルを備えるとしている。
シープブランドが公表した電動化計画について、ジープブランドCEOのクリスチャン・ムニエ氏は「北米とヨーロッパにおける4xeの成功を推進力に変えて、私たちは高性能でサステナブルなジープを設計・開発し、ゼロエミッションSUVブランドとして世界をリードしていきます」と述べるとともに、「これは、世界中の数百万人にも及ぶジープのファンが、これまでと同じように地球を探検し、自然に寄り添い、そして保護するために必要不可欠な、将来戦略です。ジープは電動化によってかつてないほど高い4x4性能を身に纏うこととなり、よりエキサイティングでサステナブルになり、さらに楽しいブランドになります」とコメントしている。