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加藤電機、子供の車内置き去り防止アイテムを開発 全座席を確認できるよう車両後部で解除するブザーを鳴らす

2022年10月7日 発売

5万8850円~8万5800円(設置工事費別)

加藤電機が開発した車内置き去り防止システムの作動イメージ

万が一見落としてもセキュリティセンサーで検出。緊急通報機能・GPS搭載モデルも設定

 加藤電機は、子供の置き去り防止に効果的なホーネット車内置き去り防止システム「BS-300S」と、緊急通報・GPS機能を搭載した「BS-500G」の2機種を10月7日に発売する。価格は設置工事費別で、BS-300Sが5万8850円、BS-500Gが8万5800円(初期登録料と1年分の通信利用料金を含む)。

 加藤電機は、車内に子供を残したままクルマを離れたり、送迎バスなどでも置き去り事故が相次いで発生したりしていることをうけ、約30年におよぶカーセキュリティで培ったセンサー技術を応用することで、不慮の事故の防止を目的に、デジタルとアナログを融合したカーセキュリティ機能付きの車内置き去り防止システムを開発。

ホーネット車内置き去り防止システム「BS-500G」(緊急通報・GPS機能搭載モデル)

 開発したホーネット車内置き去り防止システムは、小さな子供が座席の下にもぐり込んだり、横になったりと、常に目視での確認がかかせないことから、車両のエンジン停止後にブザーを自動的に発報。ブザーを解除するためには車両後部に設置する専用のリモコンスイッチを操作しなければならず、運転者やスタッフを最後部座席まで移動するように促し、座席や車内の目視確認を習慣づけ、アナログ的にヒューマンエラーを防止する安全確保の仕組みを構築させるとしている。

 また、車内に超音波センサーや振動センサーを設置することで、万が一見落とした場合でも、人の動きや振動があればセキュリティアラームが鳴って知らせる二重の安心機能も搭載した。

 さらに、BS-500Gではアラームに連動した緊急通報メールを最大5か所まで送信できるほか、車内の温度通知やGPSによる位置情報が確認できるなど、車両の情報が手元のスマートフォンやパソコンなど、モバイル機器で管理できるデジタルシステムを標準搭載し、より効果的で確実な車内置き去り防止システムとなっている。加えて、盗難防止用のカーセキュリティ機能も備える。

ホーネット車内置き去り防止システム「BS-300S」