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主役はバッテリEVや燃料電池車 ドイツ商用車ショー「IAA Transportation 2022」開幕

2022年9月20日~25日(現地時間) 一般公開

航続距離最大1000km以上を開発目標とする燃料電池車両の試作車 メルセデス・ベンツ「GenH2」

 ドイツ・ハノーバーで9月20日~25日(現地時間)に開催される商用車ショー「IAA Transportation 2022」が9月20日(同)開幕、一般公開が始まった。同ショーの主役はやはり、バッテリEV(電気自動車)やFCV(燃料電池車)といった電動化車両。主要商用車メーカーのほか、電動化技術を有する新興メーカー、スタートアップ企業などが、数多くの電動化車両や技術を展示している。

 会場内には、試乗体験コーナーも用意され、各メーカーの電動化モデルの試乗車に、実際に試乗することができるようになっていた(免許は必要)。排出ガスを出さないことから屋根のある屋内スペースに試乗会場が用意され、電動車特有のモーター音を響かせながら電動車両が走行していた。

屋根のある屋内に試乗会場が登場
スカニアブース
ボルボブース
フォードブース
IVECOブース

 同ショーでは、ダイムラートラックが、メルセデス・ベンツブランドから航続距離約500km実現するバッテリEVの大型トラック「eActros LongHaul」を発表。また、航続距離最大1000km以上を開発目標とする燃料電池車両も、2020年代後半に量産型を登場させることを予告。日系メーカーでは、三菱ふそうトラック・バスがフルモデルチェンジしたバッテリEVの小型トラック「eCanter」次世代モデルの欧州市場向け車両を発表したほか、デンソーといったサプライヤーメーカーも電動化技術を出展している。

航続距離約500km実現するバッテリEVの大型トラック メルセデス・ベンツ「eActros LongHaul」
燃料電池技術などを出展する「ボッシュ」ブース
「デンソー」ブース
電動車向けの技術展示を行なう「ダイキン」ブース
商用バンなどを展示する「ルノー」ブース
「QUANTRON」ブース
日本市場にも展開する「BYD」ブース
アメリカ・カリフォルニアと中国・杭州を拠点に、商用電気自動車及び超小型モビリティを開発・製造・販売する「CENNTRO」ブース
中国メーカーの「DONGFENG」ブース