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【IAA 2018】独ダイムラー、量産EVの大型路線バス「eCitaro」世界初公開。商用EVなどを展示

米国でEVバス事業を展開する「PROTERRA」へ投資

2018年9月19日(現地時間) 公開

IAA 2018で世界初公開されたEV(電気自動車)の大型路線バス「eCitaro」

 独ダイムラーは、ドイツ ハノーバーで開催されている商用車ショー「IAA 2018」(プレスデー:9月19日、一般公開:9月20日~27日)で世界初公開となるEV(電気自動車)の大型路線バス「eCitaro」などの商用車両を展示。同社の電動化に対する取り組みをアピールした。

 2018年に量産を開始するeCitaroは、効率化した冷暖房システム、243kWhのバッテリ一、電動ホイールハブモーターなどを搭載して、88人の乗客スペースを確保。車両と合わせて顧客にコンサルティングサービスやインテリジェント・チャージ・マネジメント・システムなどを個別に提供してサポートする。今秋から計画されている量産への移行を前に、ドイツ国内外の顧客からすでに数十台の注文があるという。

EVの大型路線バスとなるeCitaro

 同会場では、そのほか2021年の量産開始を計画しているメルセデス・ベンツの大型EVトラック「eActros」、商用EVバン「eVito」「eSprinter」、すでに量産されている三菱ふそうトラック・バスの小型EVトラック「eCanter」などが展示された。

米国でEVバス事業を展開する「PROTERRA」への投資を発表

 9月19日(現地時間)のプレスカンファレンスで、ダイムラー 取締役 商用車部門総責任者 マーティン・ダウム氏は、トラックバス部門における自動運転、コネクティビティ、電動化への取り組みを紹介するとともに、米国でEVバス事業を展開する「PROTERRA」への投資を発表。

ダイムラー 取締役 商用車部門総責任者 マーティン・ダウム氏

 ダウム氏は「このような戦略的な投資で、伝統的なトラックやバスを継続的に供給するだけでなく、電動化において先端を走っていきたい。電動化のみならず、ネットワーク化、自動化の領域においてトップを走り、量産車両をどんどん投入していく。イノベーションをDNAとするわれわれは、より輸送を安全化し、効率化する輸送システムを世界に供給していきたい」とコメントした。