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フォルクスワーゲン、新型「ゴルフ R」「ゴルフ R ヴァリアント」発表 ゴルフ史上最高の320PSの2.0TSIエンジン搭載

2022年10月4日 発売

ゴルフ R:639万8000円

ゴルフ R ヴァリアント:652万5000円

新型「ゴルフ R」

 フォルクスワーゲン ジャパンは10月4日、新型「ゴルフ R」「ゴルフ R ヴァリアント」を発売した。最高出力320PSのゴルフ史上最もパワフルな2.0TSIエンジンを採用したハイパフォーマンスモデルで、価格はゴルフ Rが639万8000円、ゴルフ R ヴァリアントが652万5000円。

 新型ゴルフ R、新型ゴルフ R ヴァリアントに採用されているエンジンは、最高出力235kW/320PS、最大トルク420Nmを発生させる2.0TSIエンジンを採用。先代モデルと比べ、新型ゴルフ Rに採用されているエンジンでは、最高出力は10PS強化され、最大トルクは20Nm高められるとともに、排出ガスの低減や燃費性能の向上、エンジン特性の最適化を目的とした改良が施された。

新型「ゴルフ R ヴァリアント」

 エクステリアはR専用デザインのバンパーを採用。サイドシルは専用のボディカラー同色となっており、リアに採用されているグロスブラックのリヤディフューザーと4本出しのエクゾーストパイプでスポーティーな雰囲気を演出した。

 インテリアでは、カーボン調のデコラティブパネルのほか、鮮やかなブルーの“R”ロゴをあしらったR専用のヘッドレスト一体型トップスポーツシートを採用。そのほか、デジタルメータークラスター“Digital Cockpit Pro”には、ドライビングプロファイルでスポーツもしくはレースモード(R専用)を選択すると、デジタルメータークラスターにR専用の表示を可能としている。

 エクステリアカラーは「ラピスブルーメタリック(オプション)、「ピュアホワイト」「ディープブラックパールエフェクト」の全3色展開。

18インチブレーキシステムを採用

 フロントアクスルには18インチのブレーキシステムを採用。先代から1インチ拡大されたことによりストッピングパワーが強化され、高速度域からのブレーキング性能を向上。また、ブレーキポッドなどにアルミニウムを採用することにより大幅な軽量化を実現。高いブレーキ圧力の範囲における制御を最適化したことにより、ABS介入の直前でも非常に正確な制御を可能にするとともに、より大きなブレーキマスターシリンダーにより、スポーティで短いブレーキペダルのストロークにおいても、正確な応答性を実現するとしている。

“4MOTIONシステム”にRパフォーマンストルクベクタリング採用

 駆動方式のフルタイム4WD“4MOTIONシステム”に新たに採用されたシステム「Rパフォーマンストルクベクタリング」は、リアアクスルに配置された2つの多板クラッチが左右後輪のトルク配分を適切にコントロールすることで、リアの外輪により多くのトルクを配分し、コーナリング性能を高めた。トルク配分はステアリングの角度、アクセルペダルの踏み込み具合など様々な要素を元に瞬時に算出され、右カーブの時は左側後輪に、左カーブの時は右側後輪に多くのトルク配分を行ない、思い通りのコーナリングを実現させるとしている。

ビークル ダイナミクス マネージャー

 また、「ビークル ダイナミクス マネージャー」により、Rパフォーマンストルクベクタリングを採用した4MOTION、XDS(電子制御式ディファレンシャルロック)、DCC(アダプティブシャシーコントロール)をコントロールして、各ホイールへの最適なトルク配分を実行するための完璧なクラッチコントロールを実現し、機敏で正確なハンドリングを実現。車両のロールを抑え、わずかなステアリング操作に対してもより速く反応し、高速度域でのヨーおよび荷重変化の減衰を最適化することでドライビングダイナミクスと快適性を向上させた。