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マセラティ、ブランド初バッテリEV採用の新型「グラントゥーリズモ」世界初公開

2022年10月3日(現地時間) 発表

新型「グラントゥーリズモ」のバッテリEV(電気自動車)モデル「フォルゴ―レ」

 マセラティは10月3日(現地時間)、ブランド史上初のバッテリEV(電気自動車)を用意する新型「グラントゥーリズモ」を発表した。マセラティは、バッテリEV「フォルゴ―レ」のほか、V型6気筒エンジン搭載モデル「モデナ」「トロフェオ」をラインアップする新型グラントゥーリズモについて、未来への前進を象徴するモデルと位置付けた。

 ブランド初のバッテリEVモデル「グラントゥーリズモ フォルゴ―レ」は、「フォーミュラE」で培われた技術で開発された800V技術をベースに、300kWの永久磁石モーターを3基搭載。バッテリの公称容量は92.5kWh、放電容量は560kW、これにより連続的に約760PSをタイヤに伝達するという。また、バッテリモジュールはシート下に配置せず、主にセンタートンネル周辺に配置することにより、車高が1353mmと、車高を大幅に下げることに成功させた。

ブランド初のバッテリEVモデル「グラントゥーリズモ フォルゴ―レ」
ブランド初のバッテリEVモデル「グラントゥーリズモ フォルゴ―レ」

 内燃機関モデルの「グラントゥーリズモ モデナ」には、最高出力490PSのV型6気筒 3.0リッターツインターボエンジンを搭載。ハイパフォーマンスモデルとなる「グラントゥーリズモ トロフェオ」は、モデナのエンジンをベースに最高出力550PSまで高めた。

モデナ(Modena)
トロフェオ(Trofeo)

 新型グラントゥーリズモのエクステリアデザインについては、長いボンネットとキャビンの組み合わせで、マセラティのすべてのモデルに共通するクラシックなプロポーションを踏襲。ルーフラインについてはダイナミックに下げるとともに、リアピラーにトライデント(三叉槍)のロゴを配してマセラティのアイコンを強調した。

トロフェオ(Trofeo)

 インテリアでは、マセラティ・インテリジェント・アシスタント(MIA)のマルチメディアシステム、最新のインフォテインメント、主な機能をタッチスクリーンのインターフェースに集約したコンフォート・ディスプレイ、デジタルクロック、ヘッドアップ・ディスプレイ(オプション設定)などを採用している。