スーパーフォーミュラ第9戦鈴鹿JAFGP、野尻智紀選手が2年連続チャンピオン獲得 TEAM MUGENは1-2でチームタイトルを獲得

2年連続ドライバーチャンピオンを獲得した野尻智紀選手（右）と、チームタイトルを獲得したTEAM MUGEN 田中洋克監督（左）

　全日本スーパーフォーミュラ選手権第9戦・第10戦が10月29日～30日の2日間にわたって開催されている。第9戦・第10戦はJAF鈴鹿グランプリと位置づけられ、1ウィーク2レース制を採用。土曜日に第9戦、日曜日に第10戦が行なわれ、この週末でチャンピオンが決まっていく。

　シリーズチャンピオンの可能性を残すのは、2年連続チャンピオンを狙う1号車 野尻智紀選手（TEAM MUGEN MOTUL SF19）、初チャンピオンを目指す4号車 サッシャ･フェネストラズ選手（REALIZE Corporation KONDO SF19）と20号車 平川亮選手（carenex TEAM IMPUL SF19）の3名。野尻選手は午前中に行なわれた第9戦の予選においてポールポジションを獲得。決勝前ポイントが116ポイントとなり、野尻116、フェネストラズ81、平川79と、野尻選手が第9戦決勝前に35ポイントの差をつけ、第9戦の結果次第でチャンピオンを確定できる状況をさらに有利にした。

1号車 野尻智紀選手（TEAM MUGEN MOTUL SF19）

野尻選手とチャンピオンを争った4号車 サッシャ･フェネストラズ選手（REALIZE Corporation KONDO SF19）

20号車 平川亮選手（carenex TEAM IMPUL SF19）にもチャンピオン獲得の可能性があった

　31周で争われる決勝レースは29日14時半にスタート。1回のピットインによるタイヤ交換が義務付けられており、10周以降はタイヤ交換が可能になる。そのため、前半にタイヤ交換をする選手と、後半にタイヤ交換を選手に別れるレース展開になるが、野尻選手は前半でのタイヤ交換を選択した。

14時半に決勝レースがスタートした

　決勝レースは同じチームの15号車 笹原右京選手（TEAM MUGEN BINGO SF19）に抜かれたものの、野尻選手は2位でゴール。野尻選手は自力でチャンピオンを引き寄せ、2021年に続いて2年連続のチャンピオンを獲得した。スーパーフォーミュラにおいて、2年連続のチャンピオンが誕生するのは、2007年、2008年の松田次生選手以来になる。

　1-2フィニッシュとなったことによりTEAM MUGENはチームチャンピオンも確定。野尻選手はドライバー、チーム両方のチャンピオンを決めた。

15号車 笹原右京選手（TEAM MUGEN BINGO SF19）が1位でゴール

続いて1号車 野尻智紀選手が2位でゴール。シリーズチャンピオンを決めた

今シーズン2勝目を挙げた15号車 笹原右京選手（TEAM MUGEN BINGO SF19）

表彰台

チームメイト同士健闘をたたえ合う

スーパーフォーミュラ第6戦SUGO　決勝結果（暫定）