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BMW、ラグジュアリーモデル「X7」一部改良でフロントデザインを刷新

2022年11月15日 発売

1339万円~1698万円

X7

 ビー・エム・ダブリューは11月15日、最上級ラグジュアリーモデル「X7」を一部改良して発売した。価格は「X7 xDrive40d Excellence」が1339万円、「X7 xDrive40d M Sport」が1386万円、「X7 M60i xDrive」が1698万円。

 X7は、高級感あふれる威風堂々としたデザインと、ラグジュアリーモデルにふさわしい乗り心地、最大7人乗りを可能とする高い実用性を備えたBMWのラグジュアリーな世界観を両立させたモデル。ボディサイズは5170×2000×1835mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3105mm。

 X7 xDrive40dは、最高出力250kW(340PS)、最大トルク700Nmを発生する高効率な最新型の直列6気筒 3.0リッターBMWツインパワー・ターボディーゼルエンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速AT、4輪駆動システム「xDrive(エックスドライブ)」に加え、48Vマイルドハイブリッドシステムが組み合わせ、システムトータル最高出力259kW(352PS)、システムトータル最大トルク720Nmを発生する。

 MパフォーマンスモデルのM60i xDriveは、高効率な最新型のV型8気筒 4.4リッターBMWツインパワー・ターボガソリンエンジンに、ダイナミックな走りを実現する8速AT、48Vマイルドハイブリッドシステムを組み合わせ、システムトータル最高出力390kW(530PS)、システムトータル最大トルク750Nmを発生する。

 X7には「オートマチック・セルフレベリング・コントロール付きアダプティブ2アクスル・エア・サスペンション」「電子制御ダンパー付きアダプティブ・サスペンション」を標準装備。サスペンションへのエアの供給はホイールごとに個別に調整され、不均衡な積載状態を補正することが可能。あらゆる速度域で常に最適な車高を提供できるため、快適で安全なハンドリングを実現している。

 さらに、卓越性とハンドリング快適性を高める電動パワーステアリング「インテグレイテッド・アクティブ・ステアリング」に加え、アンチロールスタビライザーを最適化し、俊敏性、ハンドリング精度を向上させ、ダイナミックなコーナリング時に効果を発揮する「エグゼクティブ・ドライブ・プロ」、直進走行時の快適性向上に寄与する「アクティブ・ロール・スタビライザー」など、最新テクノロジーを標準装備とすることで、新しい次元の走行快適性と長距離ドライブの快適性を高めている。

X7 xDrive40

 エクステリアでは、先に発表された7シリーズと同様に、新しいBMWラグジュアリー・フェイスを採用。上部にはターンインジケーターを含むLEDデイタイムランニングライトを、下部にはアダプティブマトリックス機能を採用し、コーナリングライト機能も併せ持つLEDヘッドライトを備える、印象的な上下2分割デザインのツインサーキュラー&ダブルライトを装備。キドニーグリルはクロームで縁取ることで斬新かつ高級感を演出したほか、暗闇で光を放ち存在感を増すアイコニック・グロー・キドニーグリルとした。また、新たに23インチのアロイホイールをオプション設定し、スポーティ感を高めている。

暗闇で光るアイコニック・グロー・キドニーグリルの採用など、新しいBMWラグジュアリーフェイスを採用

 インテリアでは、12.3インチのメーターパネルと、14.9インチのコントロールディスプレイを一体化させ、ドライバー側に和漢曲させた最新のカーブドディスプレイを採用し、優れた視認性と高い操作性を実現。トランスミッションのシフトレバーを廃止して、BMW特有のiDriveコントローラーまわりをすっきりとさせることで、運転席まわりの空間を広くし、モダンな印象とした。なお、シフトレバーの廃止に伴い、全てのモデルにパドルシフトを標準装備している。

 シートは先代モデルと同様に、6名乗車仕様か7名乗車仕様を選択でき、6名乗車仕様においては、全ての乗員のシートをひじかけのある個別のシートとすることで、疲労を感じないリラックスした長時間のドライブが可能となっている。

X7 xDrive40

 M SportモデルのX7 xDrive40d M Sportでは、先代モデルよりもスポーティさを高めるため、「Mエアロダイナミクスパッケージ」「Mバッヂ(サイドパネル)」「Mハイグロスシャドーライン」「ハイグロスブラックルーフレール」「Mスポーツ エグゾーストパイプデザイン」「Mサイドシル」「M専用インストルメントパネルデザイン(スポーツモード)」「Mレザーステアリングホイール」「Mアルカンターラアンソラジットルーフライニング」「M専用キーデザイン」を装備。

 さらに、M Sportパッケージ・プロを選択することで「Mスポーツ Sportブレーキハイグロスブラック」「Mシートベルト」「ブラッククロームのMスポーツエグゾーストパイプトリム」「Mスポーツエグゾーストシステム」「Mハイグロスシャドーラインエクステンティッド(マットブラック仕様のキドニーグリルフレーム&バー)」が追加される。

 X7 M60i xDriveではMパフォーマンスモデルらしいデザインとするため「クローム仕様のキドニーグリルに加えハイグロスブラックマットブラックのダブルバー付き」「キドニーグリル右上の新Mバッヂ」「Mバッヂ付きエアブリーザー(ハイグロスブラック仕上げ)」「Mパフォーマンス・ミラーキャップ(ブラック)」「Mスポーツ・ディファレンシャル」「Mスポーツ・エグゾーストシステム」「ダブルデザイン・テールパイプ」を装備している。

X7 M60i xDrive
X7 M60i xDrive

 また、日本でBMWが初めて国土交通省からの認可を取得した、一定の条件下においてステアリングから手を離して走行でき、ドライバーの運転負担を軽減し安全に寄与する運転支援システム「ハンズ・オフ機能付き渋滞運転支援機能」の搭載など、先代モデルに搭載される最先端の運転支援システムに加え、AR(拡張現実)機能搭載のナビゲーションシステムや、事前に登録した駐車操作により、ステアリング操作やブレーキ操作を自動で行なう「パーキング・マニューバ・アシスト(駐車経路自動誘導)」機能を加えた「パーキング・サポート・プロフェッショナル」を新たに標準装備するなど、多くの最新テクノロジーを採用。

 コネクティビティについては「OK, BMW」と話しかけることで車両の操作、目的地の設定などができ、Apple CarPlayやSpotyfyへの対応、BMWコネクテッド・ドライブの標準装備により、スマートフォンで事前に検索した目的地を車両に送信するなど、利便性を高めている。

X7のハイライト(英文)