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ホンダ、新型SUVモデル「ZR-V」2023年4月21日発売 ハイブリッドは329万8900円~、ガソリンは294万9100円~

2023年4月21日 発売

ハイブリッドモデル:329万8900円~411万9500円

ガソリンモデル:294万9100円~376万8600円

新型SUVモデル「ZR-V」の発売日を2023年4月21日と発表

クルマとの一体感を高めたドライビングポジションを実現したSUVモデル

 本田技研工業は11月17日、新型SUV「ZR-V(ゼットアールブイ)」を2023年4月21日に発売すると発表した。ハイブリッドモデルとガソリンモデルそれぞれに「X」「Z」の2グレードが設定され、全車で2WD(FF)と4WDを選択可能。価格はハイブリッドモデルが329万8900円~411万9500円、ガソリンモデルが294万9100円~376万8600円。

 新型ZR-Vは、SUVのコア価値である「実用性」と、最新の安全装備と衝突安全性能が生み出す「信頼感」に加え、異彩を放つ存在感のある「デザイン」、そして爽快かつ快適な「走り」を高い次元で兼ね備えることを目指して開発されたモデル。開発コンセプトは「異彩解放」で、ドライバーがクルマを自在に操ることで自信と余裕を持ち、自分らしさを解放して新たな行動を起こしてほしい、という想いが込められている。

テールゲートのエンブレム

ZR-V価格一覧

タイプエンジン変速機駆動方式価格
e:HEV X直列4気筒2.0リッターエンジン+モーター電気式無段変速機2WD(FF)3,298,900円
4WD3,518,900円
e:HEV Z2WD(FF)3,899,500円
4WD4,119,500円
X直列4気筒1.5リッターVTECターボエンジン無段変速AT(トルコン付き)2WD(FF)2,949,100円
4WD3,169,100円
Z無段変速AT(トルコン付き)+パドルシフト2WD(FF)3,548,600円
4WD3,768,600円

 ヒールポイントからヒップポイントの高低差を小さくすることで、クルマとの一体感を高めたドライビングポジションを実現。ワイドで水平基調なインストルメントパネルや、機能部品を左右対称にするなど、車両間隔や挙動変化をつかみやすく配置している。さらに後席は、体を預けられるセダンライクな乗車姿勢とすることで頭上の空間を確保しつつ、同時にルーフエンドのデザイン自由度が高められ、流麗なルーフラインと空力性能向上を両立した。

 また、使い勝手のいい多彩な収納スペースを用意し、ユーザーのさまざまなニーズに応えられるユーティリティを確保するだけでなく、荷室空間を限りなくフラットにするとともに、サイドに波形の幾何学模様を施したデジタル造形デザインを国内ホンダ車として初採用。統一感のある「デザイン性」と傷が目立ちにくい「機能性」を兼ね備えた造形としている。加えて、パワーテールゲートを全車標準装備として、利便性を高めている。

上質さとりりしさを両立したデザイン

新型SUV「ZR-V」のe:HEVモデルのZグレード。ボディカラーは新色のプレミアムクリスタルガーネット・メタリック

 エクステリアは、フロントからリアにかけてボリューム豊かで滑らかな面が特徴的な流麗なプロポーションを採用。フロントは周囲の形状と連続性を持たせたバーチカル(垂直)グリルと、横長でシャープなヘッドライトにより、上質さとりりしさを両立した。リアはボディの下まわりにボリュームを持たせつつ、上に向かって滑らかに絞り込むことでワイドトレッドを強調した造形としている。

 インテリアは、左右に伸びやかに広がるインストルメントパネルを採用。細部にわたる部品の仕立ても機能的で緻密に仕上げ、造形の美しさを際立たせることで、上質な室内空間を実現した。また、運転席と助手席の間に配置したハイデッキセンターコンソールによって、各乗員に適度なパーソナル感を提供している。

1クラス上のパワートレーンに匹敵する性能を実現

 ハイブリッドモデルには、「シビック e:HEV」で新開発した2.0リッター直噴エンジンと2モーター内蔵電気式CVTの「スポーツe:HEV」をSUVに初めて搭載。ハードと制御ソフトの両面で進化させることによって、従来のe:HEVに対して燃費、排出ガスクリーン性能、静粛性を向上させるとともに、V型6気筒3.0リッターエンジンに匹敵するモーターならではの力強い加速を提供。市街地から郊外、高速道路、ワインディングなど、さまざまなシーンにおいて上質で爽快な走りを実現した。

ハイブリッドモデル用の2.0リッター直噴エンジンは、最高出力104kW/6000rpm、最大トルク182Nm/4500rpmを、モーターは最高出力135kW/5000-6000rpm、最大トルク315Nm/0-2000rpmを発生。トランスミッションには2モーター内蔵電気式CVTを組み合わせる

 ガソリンモデルには、1.5リッター直噴VTECターボエンジン+CVTを採用。2.4リッターエンジンに匹敵する低速トルクがもたらす力強い加速と、高回転までよどみなくパワーが増大するリニアな出力特性を両立している。

ガソリンモデル用の1.5リッター直噴VTECターボエンジンは、最高出力131kW/6000rpm、最大トルク240Nm/1700-4500rpmを発生。トランスミッションにはCVTを組み合わせる

 また、全モデルにリアルタイム4WDを設定。前後駆動力配分の最適化によってタイヤがしっかりと路面を捉え、雪上など滑りやすい路面でも安心して走行できるほか、後輪駆動力を増大させたことにより、積雪の坂道発進なども安心感のある発進と加速を可能とした。走行モードは「SPORT」「NORMAL」「ECON」「SNOW」を搭載。国内ホンダではSUV初採用となる「SNOW」モードは、アクセルペダルの踏み込みに対する駆動力を抑えることで、雪道など滑りやすい路面においてもスムーズな発進・加速をサポートする。

ハイブリッドモデルはシフトボタン
ガソリンモデルはシフトレバー
e:HEVモデルは横浜ゴムのアドバンdb(デシベル)を装着。サイズは225/55R18
ガソリンモデルはブリヂストンのアレンザを装着。サイズは225/55R18

先進の安全運転支援システム「ホンダセンシング」を標準装備

 フロントワイドビューカメラは、約100度の有効水平画角を持つ広角カメラと高速画像処理チップにより、衝突軽減ブレーキ(CMBS)などにおける対象物の検知精度を向上。また、前後バンパーに4か所ずつ設けたソナーセンサーは、近距離における外壁やガラスなどを高い精度で検知し、踏み間違いなどによる誤発進の抑制や衝突の回避に貢献するとしている。

 さらに、リアバンパーに内蔵されたレーダーで、車両の後側方25m以内に接近する車両を検知し、斜め後ろにいるクルマの存在をドアミラーのインジケーターで知らせる、ブラインドスポットインフォメーションを標準装備とした。

 そのほかにも、衝突軽減ブレーキ(CMBS)、誤発進抑制機能、後方誤発進抑制機能、近距離衝突軽減ブレーキ、歩行者事故低減ステアリング、路外逸脱抑制機能、渋滞追従機能付きアダプティブクルーズコントロール(ACC)、車線維持支援システム(LKAS)、トラフィックジャムアシスト(渋滞運転支援機能)、先行車発進お知らせ機能、標識認識機能、オートハイビーム、アダプティブドライビングビーム、ブラインドスポットインフォメーション、パーキングセンサーシステム、後退出庫サポート、ヒルディセントコントロール(HDC)を搭載し、安心・安全なドライブをサポートする。

スーパープラチナグレーメタリック
ノルディックフォレスト・パール(新色)