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ミシュラン、JALの新型旅客機「A350-1000」のタイヤサプライヤーに 5年間の独占契約

2022年11月17日 発表

ミシュランはJALが新規導入する旅客機「A350-1000」の5年間の独占タイヤサプライヤーとして契約

国際線の主力機の全機がミシュランタイヤを装備

 日本ミシュランタイヤは11月17日、日本航空(JAL)が2023年度から導入するエアバス社の新型旅客機「A350-1000」の、5年間にわたる独占タイヤサプライヤー契約を締結したと発表した。

 ミシュランがJALの独占タイヤサプライヤーとして契約締結するのは今回が初めてで、JALが国際線の主力機材として位置づける「A350-1000」全機に、ミシュランの航空機用ラジアルタイヤ「MICHELIN Air X(ミシュラン エア エックス)」およびリトレッドタイヤが装備されることとなる。

 MICHELIN Air Xには、一般的なラジアルタイヤと、ミシュラン独自の最新技術NZG(ニアゼログロース)テクノロジを採用したラジアルタイヤがあり、ともに長寿命でタイヤ交換回数を低減し、タイヤ重量の低減による燃費向上と環境負荷の低減を両立するのが特徴。

 今回JALのA350-1000型機に装備されるMICHELIN Air Xは、NZGテクノロジを採用するタイヤで、一般的なラジアルタイヤを上まわる軽量化により、さらなる燃費の改善につなげることができるほか、タイヤ交換回数が減ることで運航にかかる費用や時間も低減できるとしている。

 日本ミシュランタイヤ 代表取締役社長 須藤元氏は「JALの厳格な選定プロセスを経て、今後5年間の A350-1000型機向け独占タイヤサプライヤーに選ばれたことを大変誇りに思います。ミシュランの航空機用タイヤは、繰り返される着陸や極限状態でも高い安全性を保証し、特に新世代の航空機に最適です。軽量で、燃料を大幅に節約でき、航空の持続可能性をさらに高めることができます。また、複数回のリトレッドを行なうことで、省資源とCO2排出削減にも貢献します。JALとの協働により循環型社会に貢献してまいります」と述べている。

 また、JALエンジニアリング 部品サービスセンター長 松岡俊彦氏は、「ミシュランタイヤが駆使する最新技術による耐久性と耐損傷性の向上により、航空機運航の安全性を確保しながら、運航コストの低減につながることが、当社が新規に導入するA350-1000型機にMICHELIN Air Xを採用した決め手となりました」とコメントしている。