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「TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022」チャンピオンはイゴール・フラガ選手 決勝大会にTGR-E副会長の中嶋一貴氏も来場

2022年11月24日 開催

「TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022」2022年度チャンピオンのイゴール・フラガ選手とTOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパ(TGR-E)副会長の中嶋一貴氏

 TOYOTA GAZOO Racing(トヨタ自動車)は11月24日(現地時間)、PS5/PS4用ソフトウェア『グランツーリスモ7』によるオンラインレース「TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022」の決勝大会を開催、ブラジルから参加したイゴール・フラガ選手が2022年度のチャンピオンを獲得した。

 TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022決勝大会は2019年以来、3年ぶりのリアルイベントとしてモナコで開催され、会場には全7戦の予選ラウンドを勝ち抜いた上位24名の選手が集結し争われた。また、TOYOTA GAZOO Racing ヨーロッパ(TGR-E)副会長の中嶋一貴氏もかけつけた。

 中嶋氏が見守る中、グループA、グループBに分かれた予選、敗者復活戦、決勝とレースが展開され、ブラジルから参加するイゴール・フラガ選手が2022年度チャンピオンを獲得。2位をフランスのキリアン・ドルモン選手、3位を日本の佐々木拓眞選手が獲得するという結果になった。

「TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022」2022年度チャンピオンを獲得したイゴール・フラガ選手(中央)、2位のフランスのキリアン・ドルモン選手(左)、3位の日本の佐々木拓眞選手(右)

 決勝レースは、富士スピードウェイを舞台にした30周のレース。タイヤはソフト、ミディアム、ハードの3種類を使用することが義務付けられた。決勝レースについて、チャンピオンを獲得したフラガ選手は「作戦はとてもうまくいきました。私は先頭集団の中にいまして、ソフトタイヤでスタートしたのは私一人でした。だから、できるだけ早く前に出て、その差を広げようと思っていました。でもその後に、ソフトタイヤに履き替えたドライバーが何人か後方から追いかけてきて、そしてその人たちは大胆なポジション争いを始めていました。だから私は大きな差をつけることができ、その後はレースをコントロールするのがとても楽になりました」と、勝因を語った。

[日本語] TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022 | 決勝大会
決勝レースは富士スピードウェイを舞台にした30周のレース

 フラガ選手は週末に開催される『グランツーリスモ7』最速のドライバーを決定する「グランツーリスモ ワールド シリーズ 2022」ワールドファイナルにも参加する。TOYOTA GAZOO Racing GT Cup 2022でのチャンピオン獲得に、フラガ選手は「正直なところ、大会がつながっているとは思っていないんです。毎日が新しい一日です。だから、明日も目を覚まして集中しなければならないし、いろいろなレースでチャレンジすることになるだろうから、気を引き締めて自分を追い込み続けたい」とコメントした。

イゴール・フラガ選手