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メルセデス・ベンツ、マイバッハ、AMG、Gクラスの専門拠点「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座」世界初オープン マイバッハ100周年記念の特別仕様車を日本初公開

2022年12月15日 開催

メルセデス・マイバッハ100周年を記念する特別仕様車「メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100」とメルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長兼CEO 上野金太郎氏

 メルセデス・ベンツ日本は12月15日、ハイエンドモデル「メルセデス・マイバッハ」「メルセデス AMG」「Gクラス」を専門に取り扱う世界初の拠点「Stars@Mercedes-Benz GINZA」(スターズ@メルセデス・ベンツ銀座)で特別仕様車「メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100」を世界初公開した。

 特別仕様車のメルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100は、1921年に「マイバッハ」が誕生してから100年が経過したことを記念する特別仕様車。世界限定100台が生産され、日本には6台が導入される。価格は4200万円。

 外観ではボディカラーとして「ハイテックシルバー」と「ノーティックブルー」を組み合わせた専用2トーンペイントが施されるほか、鍛造製で専用デザインが与えられた20インチ ダークプラチナムグロスディッシュホイールを装着。

メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100
ボディサイズは5470×1920×1510mm(全長×全幅×全高)、ホイールベースは3395mm
専用デザインの20インチ ダークプラチナムグロスディッシュホイールを採用。センターカバーにはMAYBACH Edition 100のロゴが入る
「ハイテックシルバー」と「ノーティックブルー」でボディを塗り分ける専用塗装を採用。CピラーにはEdition 100専用バッヂを設置
パワートレーンはベース車両と同じで、V型12気筒 6.0リッターツインターボエンジン「M279」と9速ATの「9G-TRONIC」を採用

 インテリアではベースモデルにオプション設定されている「MANUFAKTURレザー エクスクルーシブパッケージ」を標準装備。クリスタルホワイトとシルバーグレーパールを組み合わせたナッパレザーシート、クリスタルホワイトのナッパレザールーフライナー、ピアノラッカーフローイングラインインテリアトリムなどを備え、より格調高い車内空間が演出される。

 このほかにもインテリアにEdition 100専用のイルミネーテッドステップカバーやフロアマットが特別装備され、マイバッハ100周年を記念するモデルであることをアピールする。

「MANUFAKTURレザー エクスクルーシブパッケージ」を標準装備するインテリア
クリスタルホワイトとシルバーグレーパールを組み合わせたナッパレザーシートを全席に採用
インパネの助手席側前方にEdition 100専用バッヂが設定される
Edition 100専用イルミネーテッドステップカバー

展示車に合わせて世界観を変える可変式ショールーム

スターズ@メルセデス・ベンツ銀座の店舗外観

 12月16日にオープンするスターズ@メルセデス・ベンツ銀座は、東京都中央区にあるミレニアム三井ガーデンホテルの1階に新設された販売店。3種類のサブブランドを扱う店舗となるが、基本的には期間を分けて1種類の紹介を実施。サブブランドごとに用意される可変式ウォールやサインボード、大型デジタルサイネージの表示内容を切り替え、統一された世界観で来場者を出迎える。

 例としては、グランドオープン後の12月16日~25日の期間には、メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100に加えて「メルセデス・マイバッハ GLS」を車両展示。これに合わせて店舗内の演出もマイバッハ向けのもので統一される。

 このほか店舗についての詳細は、関連記事「メルセデス・ベンツ、マイバッハ/AMG/Gクラスを専門に扱う世界初の拠点『スターズ@メルセデス・ベンツ銀座』」を参照していただきたい。

東京メトロ 日比谷線の東銀座駅から徒歩1分という好立地にあり、取材当日は発表会を行なう都合でロールカーテンが下ろされていたが、通常営業では幹線道路の晴海通り(都道304号)からも展示車が見られる位置取りとなっている
233.23mm2(約70.55坪)の敷地に車両2台を展示可能
メルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100の展示に合わせ、可変式ウォールはマイバッハのロゴマークをちりばめたものが展開されていた
店内南側の展示車両後方にも可変式ウォールと大型デジタルサイネージを設置する
デザインが異なる3枚のパネルで可変式ウォールを構成。パネル下側にあるグリップを使って手動展開する
正面出入り口前に設置されたサインボードは掛け替え式
Salon Prive(サロン・プリヴェ)と名付けられた完全予約制のプライベートコンサルティングエリア。商談スペースは大型デジタルサイネージにも用意され、計2か所となる

「マイバッハ、AMG、Gクラスの世界観を存分に味わえる空間」と上野氏

スターズ@メルセデス・ベンツ銀座の概要や特別仕様車について説明する上野氏

 発表会では最初に、メルセデス・ベンツ日本 代表取締役社長兼CEO 上野金太郎氏が登壇。まずは会場となったスターズ@メルセデス・ベンツ銀座について解説した。

「スターズ@メルセデス・ベンツ銀座は、お客さまに最高の顧客体験を提供するために生まれたメルセデス初のショールームフォーマットを採用した店舗でございます。世界有数の高級ブランドが集う街、銀座のまさに中心で、メルセデスのスターである『メルセデス・マイバッハ』『メルセデス AMG』そして『Gクラス』を専門に取り扱い、その世界観を存分に味わっていただける空間となっております」と語り、銀座に世界初展開した意義を紹介。

 また、特別仕様車のメルセデス・マイバッハ S 680 4MATIC Edition 100については「メルセデス・マイバッハは、いわゆる『ソフィスティケイテッド・ラグジュアリー』を極めるメルセデス・ベンツのサブブランドの1つでございます。メルセデス・マイバッハ Sクラスはメルセデス・ベンツのフラグシップであり、最新技術のすべてを搭載したSクラスのロングホイールベースモデルからさらにホイールベースを長くすることで、後席の居住性を格段に向上させております。リアドアの電動開閉機能などショーファードリブンとしての快適性、静粛性を追求し、数々の最新技術を採用しております」。

「パワートレーンにはメルセデス・ベンツのフラグシップエンジンとも言える6.0リッターのV型12気筒ツインターボエンジンを搭載。最高出力612PS、最大トルク900Nmという余裕あるパワースペックを備え、『9G-TRONIC』のトランスミッションと4輪駆動システムの『4MATIC』を組み合わせることで、快適な走行を実現しております」と説明。この特別仕様車を自分の目で確かめてみたいという人は、12月25日までの展示期間にスターズ@メルセデス・ベンツ銀座に足を運んでもらいたいとアピールした。

 このほか上野氏は、「マイバッハ、AMG、Gクラスは世界で最も魅力的なクルマを作るというメルセデス・ベンツの指針において大変重要な役割を担っております。そしてこのセグメントにおいても、私どもメルセデス・ベンツはEV化を進めております。すでに日本市場でも『EQS』と『EQE』でAMGモデルを導入しており、本社ではマイバッハ、GクラスのEVコンセプトカーもすでに発表しております。お客さまにとって最高に魅力的な商品を提供すべく、内燃機関モデル、電動モデルの両方を展開しながらも、2030年のEVオンリー、そしてその先にあるサステイナブルな未来に向け、準備を万全に整えてまいる所存です」とコメントして締めくくった。

独メルセデスAMG プロダクトマーケティング統括&トップエンドビークル営業部・責任者 ミヒャエル・クネラー氏

 メルセデス・ベンツが進めているハイエンドブランド戦略については、独メルセデスAMG プロダクトマーケティング統括&トップエンドビークル営業部・責任者 ミヒャエル・クネラー氏が解説を行なった。

 クネラー氏は新しい“フレキシブルストア”を日本に開設した理由について「理由はいくつかあります。まずなによりも日本との緊密な繋がり、絆があるからです。さらにはメルセデス・ベンツ、メルセデス・マイバッハ、メルセデス AMGにとって、日本の自動車マーケットは重要度が高いことが挙げられます。実際に日本で販売されるメルセデス車の3台に1台はトップエンドと言われるクルマです。メルセデスの製品は日本における強固なマーケットプレゼンスを確立しています。例えばAMGですが、世界初のAMGブランドセンターがオープンしたことに加え、全国37拠点にAMGパフォーマンスセンターが展開しています」。

「また、スターズ@メルセデス・ベンツ銀座があるこのロケーションも格別です。エレガントで豪華。東京の中心地である銀座という都会的な雰囲気にあふれるエクスクルーシブな販売拠点になってくれると考えており、会社としてもベストな姿をここで体現できることでしょう。ファッションから自動車に至るまで、グローバルなラグジュアリーブランドのほとんどが銀座の地にフラグシップとなる店舗やブティックを構えているのも頷けることです」。

「すでにお話ししたとおり、日本はメルセデス・ベンツ全体で世界第5位、マイバッハ、AMG、Gクラスに限った場合では世界第4位の市場です。これはお目が高い日本のお客さまから得ている信頼の証であり、私たちの誇りでもあります。だからこそ、日本にはさらに売り上げを伸ばす可能性があると私たちは確信し、フレキシブルストアを新設したことはその可能性をさらに高める重要な一歩になってくれると考えています。スターズ@メルセデス・ベンツ銀座は、私たちメルセデス・ベンツのエンブレムをさらに輝かせてくれるに違いないと確信しています」と説明している。

 また、各サブブランドについては「メルセデス・マイバッハは究極のラグジュアリー、ほかにはない快適性、細部に対する最大限の気配りを実現しており、ソフィスティケイテッド・ラグジュアリーと呼んでおります。メルセデス AMGが体現しているのは『パフォーマンス・ラグジュアリー』です。ドライビングダイナミクスにおいては他車では決して味わえないドライビング体験を提供いたします。そしてアイコン的なGクラスは、比類なきオフロード性能を発揮する『アドベンチャラス・ラグジュアリー』です」と紹介した。

クネラー氏から実際に店舗を運営するシュテルン世田谷の板東徹行氏に記念の盾が贈られた
株式会社シュテルン世田谷 代表取締役社長 板東徹行氏

 スターズ@メルセデス・ベンツ銀座を運営するシュテルン世田谷の代表取締役社長 板東徹行氏は、「弊社はメルセデス・ベンツの正規代理店として約30年、東京、神奈川、静岡のエリアで15の店舗を展開しております。そして明日、このスターズ@メルセデス・ベンツ銀座のオープンを持って16店舗の体制となります。ここは最高の顧客体験を提供すべく生まれた、メルセデスとして世界初のショールームフォーマットを採用した拠点です。店名にもありますように、メルセデスのスターであるメルセデス・マイバッハ、メルセデス AMG、Gクラスを専門に取り扱います。お客さまにこれら最高の商品をご覧いただきながらゆっくりをお過ごしいただき、各ブランドの世界観を十分にお楽しみいただくことがわれわれの使命です。スタッフ一同が一丸となり、スターズの名に恥じない最高の店作りを進めてまいります」と意気込みを語った。