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レクサス、FRクーペ「RC」「RC F」を一部改良 ハブボルト採用など走行性能の磨き上げ

2023年1月9日 発売

RC:581万4000円〜735万2000円

RC F:1058万円〜1455万円

RC F(ホワイトノーヴァガラスフレーク)<オプション装着車>

 レクサス(トヨタ自動車)は12月22日、スポーツクーペ「RC」「RC F」を一部改良して2023年1月9日に発売すると発表した。価格は、RCが581万4000円〜735万2000円、RC Fが1058万円〜1455万円。

 今回発表の「RC」「RC F」では、より操舵性能を高めるためにハブボルトによるホイール締結を採用するとともに、「Toyota Technical Center Shimoyama」での走り込みを重ねる中でアブソーバー特性やAVS、EPS制御を最適化。レクサスならではの走りの味「Lexus Driving Signature」をよりダイナミック、かつ上質な乗り心地にすべく細部に至るまで改良、Always Onの思想の下、走行性能を磨き上げたとしている。

 Lexus International 開発担当 小林直樹氏は「ISに続いて、同じFRであるRC、RC Fの開発に携わってまいりました。今回発表のRCとRC Fは舵の効きや正確性の向上といった車両性能の進化を図るべく、ISの技術展開であるホイール締結をナットからハブボルト化する事を起点にアブソーバーやEPSを最適化しました。RC Fはバネやスタビライザー、ボディ剛性に至るまで最適化し、回頭性と乗心地を大幅に向上させています。RCは街乗り、RC Fはそれに加えサーキットといった様々な舞台で、FRのクーペらしく、ドライバーの描くイメージどおりに駆け抜ける走りの楽しさを是非ご体感ください」とコメントしている。

 具体的には「RC」「RC F」共通で、ホイールの締結にワッシャ付ハブボルトを採用し、締結力の強化とバネ下質量の低減を図ることで、優れたハンドリング性能を実現。ハブボルト締結による高剛性化と乗り心地のよさを二律双生すべく、Toyota Technical Center Shimoyamaでの走り込みを行う中でアブソーバー特性やAVS(Adaptive Variable Suspension system)、EPS(Electric Power Steering)制御を最適化することで、操縦安定性と乗り心地を高次元で両立させた。

 RC Fでは、フロントとリヤのボディ剛性のバランスを見直し、さらにDレンジパドルシフト変速制御を改良することで、より気持ちのよい走りを実現。ハブボルト化に伴い刷新したホイールは、切削光輝やスーパーグロスブラックメタリック塗装などの表面処理を施した、新たなホイールデザインを採用。ブレーキペダルを踏んで停車するとブレーキがかかったまま保持されるブレーキホールド機能付の電動パーキングブレーキを全車に標準装備した。(RCは設定済)

RC F“Performance package”(ホワイトノーヴァガラスフレーク)<オプション装着車>
RC F“Carbon Exterior package”(ソニッククロム)<オプション装着車>
RC F コックピット(“Performance package”専用ブラック&アクセントブルー)
RC F コックピット(“Performance package”専用ブラック&アクセントブルー)
RC F コックピット(ブラック&ホワイト)
鍛造アルミホイール(BBS製・切削光輝+マットブラック塗装・スパイラル10本スポーク)
鍛造アルミホイール(BBS製・スーパーグロスブラックメタリック塗装・10本メッシュスポーク)
鍛造アルミホイール(BBS製・マットブラック塗装・スパイラル10本スポーク)
軽量鍛造アルミホイール(BBS製・マットブラック塗装・スプリット5本スポーク)/φ380mmスパイラルフィン式カーボンセラミックベンチレーテッドディスクブレーキ(高摩擦ブレーキパッド付)

 RCでは、F SPORT専用のENKEIホイールを新規設定するとともに、スポーツクーペに相応しい運動性能の高さを予感させるホイールデザインを採用。

RC350“version L”(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
RC300h“F SPORT”(ソニックチタニウム)<オプション装着車>
RC300h“F SPORT”(ヒートブルーコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
RC300h“versionL”(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
RC300h“versionL”(ラディアントレッドコントラストレイヤリング)<オプション装着車>
RC300(ソニッククォーツ)<オプション装着車>
RC コックピット(ダークローズ)
RC コックピット(“F SPORT”専用フレアレッド)
RC コックピット(“F SPORT”専用ホワイト)
RC“F SPORT”専用アルミホイール(スーパーグロスブラックメタリック塗装)
RC“F SPORT”専用アルミホイール(ENKEI製ダークグレーメタリック塗装)
RC アルミホイール(シャインシルバーメタリック塗装)
RC アルミホイール(シルバーメタリック塗装)

 予防安全技術「Lexus Safety System +」は「RC」「RC F」共通で、単眼カメラとミリ波レーダーの性能向上により、「プリクラッシュセーフティ」の対応領域を拡大し、昼間の自転車運転者や夜間の歩行者や、交差点右折前に前方から来る対向直進車や、右左折時に前方から来る横断歩行者も検知可能にした。加えてドライバーの操舵をきっかけに車線内で操舵をアシストする緊急時操舵支援などの機能を追加した。

 同一車線内中央を走行できるよう操舵を支援する高度運転支援機能「レーントレーシングアシスト(LTA)」の車線認識にAI技術を活用することで支援範囲を拡大し、よりスムーズで途切れにくい操舵支援を実現。自動車専用道路などにおいて設定した車速内で前走車との距離を一定になるよう加減速制御する「レーダークルーズコントロール(全車速追従機能付)」に、カーブの大きさに合わせてあらかじめ減速するカーブ速度抑制機能を追加。カメラで主要な道路標識を読み取り、マルチインフォメーションディスプレイに表示する「ロードサインアシスト(RSA)」を採用した。

 そのほかRC・RC F共通で、マルチメディアシステムは直感的な操作が可能なタッチパネル式のディスプレイを採用し、ドライバーの操作性を向上。ディスプレイのタッチスクリーン化に伴い、インストルメントパネルアッパーのデザインを刷新。サイドレジスターの形状をメーターや時計、エンジンスイッチなどと同様の丸型にすることで、統一したスポーティさを際立たせた。

 なお、2022年11月時点でRCは世界中の62の国と地域で累計7万4000台を販売、RC Fは世界中の57の国と地域で累計1万1000台を販売しているという。

モデルエンジントランスミッション駆動方式価格
RC350“version L”V型6気筒 3.5リッター(2GR-FKS)8速AT(8-Speed SPDS)2WD(FR)7,141,000円
RC350“F SPORT”7,352,000円
RC3506,629,000円
RC300h“version L”直列4気筒 2.5リッター(2AR-FSE)Lexus Hybrid Drive6,774,000円
RC300h“F SPORT”6,792,000円
RC300h6,262,000円
RC300“version L”直列4気筒 2.0リッターターボ(8AR-FTS)8速AT(8-Speed SPDS)6,326,000円
RC300“F SPORT”6,344,000円
RC3005,814,000円
RC F“Performance package”V型8気筒 5.0リッター(2UR-GSE)14,550,000円
RC F“Carbon Exterior package”11,380,000円
RC F10,580,000円