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トヨタ、2023年の生産台数1000万台超を目安に 1060万台を上限に1割程度下方リスクを持たせた基準値設定

2023年1月16日 発表

 トヨタ自動車は1月16日、2023年の生産台数について1000万台を超える生産を目安にしていることを明らかにした。同社では、仕入先とのコミュニケーションするための生産基準値を設定し、1060万台を上限に、1割程度下方リスクの変動幅を持たせているという。

 生産の基準値については、仕入先をはじめとするステークホルダーと、人員体制や設備能力対応の目安の基準として、生産対応についてコミュニケーションするためのものとし、2022年と同等の半導体等の部品供給の影響を受ける場合、上限の生産台数に対して変動リスクとなるため、幅を持たせた基準で共有しており、関係仕入先と前広に緊密に連携しながら、変動による影響を少しでも低減し、生産活動に取り組んでいくとしている。

 同社では「この度、2023年生産台数に関して、現時点では1060万台を上限とした生産台数を目線に取り組んでまいりますが、昨年同様、半導体等の部品供給不足の影響が不透明であることから、1割程度下方リスクの変動幅を持たせた生産の基準値を設定いたしました」と説明している。

 また、「2023年も半導体不足に加え、コロナウイルス感染拡大等、先を見通すことが依然難しい状況にあります。部品供給や仕入先の状況を引き続き精査しながら、より堅実な生産計画立案と仕入先のご負担軽減に取り組み、生産変動へのあらゆる対策の検討を進めていくとともに、1日でも早く1台でも多く、お客さまにクルマをお届けできるよう、努めてまいります」とコメントしている。