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パイオニア「NP1」とJTBの「るるぶDATA」が連携、全国向けに「観光情報レコメンドサービス」を2月27日より提供へ

2023年2月2日 発表

「観光情報レコメンドサービス」で観光に関する新たな情報提供サービスの構築を目指す

 パイオニア、JTB、JTBパブリッシングは2月2日、パイオニアのAI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」と、JTBグループの観光デジタルコンテンツ「るるぶDATA」を連携させた「観光情報レコメンドサービス」を全国向けに2月27日より提供することを明らかにした。

「観光情報レコメンドサービス」は、AI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」とJTBパブリッシングの「るるぶDATA」を連携させることで、観光地における推奨のスポットやお店、周辺情報を「NP1」の音声やスマートフォンの「My NP1」アプリの画面を通じて、ドライバーに合わせて知らせるもの。

 画像も含めたPOI(Point of Interest情報:店舗や施設など地図上で表示する特定ポイントのこと)情報の自動取得や、配信情報を使った目的地設定のほか、履歴を振り返って次のお出かけプランを作成できるなど旅行に便利なサービスとしている。また、スマートフォンの「My NP1」アプリで、「るるぶ」アイコンと連携した情報検索や履歴を確認でき「NP1」を便利に使用することができるとしている。

 3社は、これまでに観光DXの取り組みの一環として、2022年より熊本県阿蘇地域において観光DXに関する実証実験を実施しており、「観光情報レコメンドサービス」はその知見を生かしたもので、これら観光DXに向けた取り組みを通じて、「NP1」から取得するユーザー行動情報を統計化、定量分析することにより、旅行者の観光体験価値の向上や地域の活性化につながる新たなサービスやビジネスを創出するとしている。

パイオニアの「NP1」は、AIテクノロジーと音声インターフェースを組み合わせた独自のモビリティAIプラットフォーム「Piomatix(パイオマティクス)」を活用し、さまざまなパートナー企業と共にサービスを生み出すことが可能としている
JTBグループとの連携でよりスムーズな観光体験の実現を目指す