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トヨタ、「ダイナ」ディーゼルエンジン搭載車のJH25モード燃費表記に対応遅れ

2023年2月3日 発表

 トヨタ自動車は2月3日、2025年度から導入される次期重量車燃費基準に先立ち、カタログなどへ記載する燃費値が4月から新しい燃費試験法(JH25モード)に基づく表示が必要となることに伴い、同社のトラック「ダイナ」のディーゼルエンジン搭載車において、この燃費表示への対応が遅れる見込みとなったことを発表した。

 対象車種はダイナ2t積系、ダイナ1t積系のうち、GDエンジン搭載車。

 これは、ダイナのOEM供給元である日野自動車において、エンジン認証不正問題の対応による開発スケジュールの変更などにより、ダイナのJH25モードでの燃費測定および申請業務が遅れていることに伴うものとしている。

 今後日野において、可及的速やかにJH25モードでの燃費表示に向けた対応を進め、7月~8月頃をめどに対応していく見込みとのこと。トヨタとしても、それまでの間は、監督省庁の指示を踏まえ、現行の重量車モードの燃費表示である旨をカタログなどに分かりやすく記載し、誤解のないよう努めるとともに、取引先に対しても混乱のないよう丁寧な対応を徹底していくとした。

 なお、このたびの燃費表示の変更は、車両自体の変更を伴うものではなく、保安基準適否および、実際の燃費性能、安全性に影響はないとしている。