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【大阪オートメッセ2023】初披露されたアルパインの最新カーナビ「ビッグX11」と、パイオニア「NP1」に追加された最新機能をチェック

2023年2月10日~12日 開催

アルパインのカーナビゲーションシステム「フローティングBIGX11」

 2月10日~12日の期間、インテックス大阪(大阪市住之江区南港北1-5-102)にて「大阪オートメッセ2023」が開催されている。入場料は、一般当日チケットが3000円。また、保護者同伴に限り中学生以下は入場無料(保護者1名につき1名まで。ただし保護者が招待券で入場する場合は不可)。中学生は要生徒手帳となっている。

 ここでは2月8日に発表されたばかりで、初めて実機が展示されたアルパインのカーナビゲーションシステムの新製品「フローティングBIGX11 XF11NS2S」と、パイオニアのAI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」が2022年12月22日に追加した新機能、遠隔で愛車を見守る新しいセキュリティ監視機能「マイカーウォッチ」をチェックしてみたのでお伝えしたい。

本体を1DINにしたことで装着可能車種が100車種以上にアップ

外観上の違いはないが車両に取り付ける本体が1DINとなったフローティングBIGX11

 アルパインのフローティング構造の11型画面カーナビゲーションシステムは「フローティングBIGX11」自体は既存商品ではあるが、2月8日に追加された新機種の大きなトピックは、CD/DVDドライブとSDカードスロットなどをなくし、本体を1DINにしたこと。

 本体を1DINにしたことにくわえ、前後調整や上下調整も可能としているため、これまで装着できなかった車種にも装着できるようになり、アルパインによると装着可能車種は100車種以上になったという。

 また、これまでどおりApple CarPlayのワイヤレス接続にも対応。ケーブルで接続することなくスマホ連携が可能で、一度接続設定しておけば、次回からは自動接続してくれるのでスマホをポケットなどに収めたままでも利用可能となる。

 アルパインは5号館にブースを出展しているので、11インチという大画面ナビをあきらめていた人はぜひ足を運んでみてほしい。

CD/DVDとSDカードのアイコンがなくなり、メニュー画面は6つのアイコンで大きく見やすくなった
1度使うと手放せなくなる「ドライブレコーダー搭載デジタルミラー」は、ステーごと交換する「純正ミラー交換タイプ」と、付属の専用バンドで純正ミラーに取り付けるだけの「バンド装着タイプ」がある
後席のエンタメを大きく向上させるフリップダウン式の天井取付け型リアビジョンは空気をキレイにするプラズマクラスター搭載モデルもラインアップ

ドライビングパートーナーNP1の新機能「マイカーウォッチ」を体感してみた

パイオニアの会話するドライビングパートナー「NP1」

 パイオニアは2号館にブースを出展。「音声」と「通信」による新しいドライブ体験を実現するドライビングパートナー「NP1」は、OTA(Over The Air)により新サービスのアップデートが可能で、2022年12月22日にも新たに「遠隔で愛車を見守る新しいセキュリティ監視機能マイカーウォッチ」を追加したばかり。

 新たに追加された遠隔監視「マイカーウォッチ」は、クルマの状況を離れた場所からスマートフォンで遠隔監視できるサービスで、車室内や車外のカメラ映像とともにクルマの位置情報や速度情報など、離れた場所でも愛車の状況をスマホ専用アプリ「My NP1」でリアルタイムで確認可能となる。車内を物色するような不審者を発見した際には、定型メッセージの発報で警告する機能も備えた。

 これまでのドライブレコーダーは、揺れなどを検知して車上荒らしの行為を録画はできたが、結果的にすべては事後確認となるため、被害を軽減するのは難しかった。そこで今回のマイカーウォッチなら、荒らされているその場で警告を行なえるので、被害を軽減させられる可能性はかなり高くなるという。

画面の下にある黄色い「警告」ボタンを押すと車内のNP1が警告音を発生する
【パイオニア】AI搭載通信型オールインワン車載器「NP1」新機能「マイカーウォッチ」デモ(28秒)

 ただし、エンジン停止中に「マイカーウォッチ」を利用するには、別売の駐車監視用電源ケーブル「NP-BD001」が必要となるほか、エンジン停止時の「マイカーウォッチ」の映像はSDカードやクラウドに保存されないので、映像を記録する場合はスマホの録画・撮影機能を利用する必要がある。また、利用は1回5分で、月に計60分までの制限がある。