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フォルクスワーゲン、新型「トゥアレグ」の最終テストをスウェーデンで実施中

2023年2月15日(現地時間) 発表

カモフラージュデザイン状態の新型トゥアレグ

 フォルクスワーゲンは2月15日(現地時間)、技術的にも視覚的にもアップデートを行なったプレミアムSUVモデル新型「トゥアレグ(Touareg)」を、夏のワールドプレミアの前にスウェーデンのラップランドにて、最終的な走行テストを行なっていると発表した。

 新型トゥアレグはフロントとリアのデザインを一新し、シャシーも進化させ、快適性とパフォーマンスを両立させたという。現在カモフラージュした状態で、スウェーデンのラップランドにおける最終テスト走行を行なっているが、新開発の「IQ.LIGHT HDマトリックスヘッドライト」と、その間に組み込まれた新しい「LEDライトストリップ」が確認できる。

新型トゥアレグ

 HDとはHigh Definitionの略で、非常に高い解像度であることを意味していて、新型トゥアレグには片側1万9200個、左右合計で3万8400個のマイクロLEDが生み出す、とても明るいヘッドライトを装備している。リアには赤色にライトアップされた「イルミネーション付きVWロゴ」を初めて採用した。

赤色にライトアップされた「イルミネーション付きVWロゴ」をリアに採用

 新型トゥアレグは、フルタイム4WDモデルで新たに開発した新世代シャシーを採用。また、屋根の上に荷物があるかないかを「ルーフロードセンサー」が検知するとシャシーへ伝達し、荷重がないときは敏捷性を向上させ、ルーフボックスなどが装着されている場合は、走行安定性を向上させるという。

 足まわりは、標準装備のスチール製スプリングと、オプションの2チャンバー式エアサスペンションがあり、新たなセットアップによって快適性とパフォーマスの領域を広げたという。

 さらに新型トゥアレグは、「イノビジョンコックピット(Innovision Cockpit)」を搭載していて、中央の15インチタッチスクリーンディスプレイ、マルチファンクションステアリングホイール、センターコンソールのボリュームコントロールなどのアナログエレメントを介して操作が可能。また、ボイスコントロールもさらに進化していて、スマートフォンの「App Connect」(Apple CarPlay、Android Auto)による連携もワイヤレスで行なえるようになったという。

Apple CarPlayやAndroid Autoもワイヤレスで連携可能
新型トゥアレグは「イノビジョンコックピット」を搭載するという
アームレストやセンターコンソールは、より柔らかい素材を使用したことで快適性を向上