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トヨタ、「ノア」「ヴォクシー」など計19万6984台リコール 衝突被害軽減ブレーキが作動しないおそれ

2023年2月16日 発表

 トヨタ自動車は2月16日、衝突被害軽減ブレーキが作動しないおそれがあるなどとして、「ノア」「ヴォクシー」など計14車種、計19万6984台のリコールを国土交通省に届け出た。

 不具合は2件あり、衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラの不具合では、衝突被害軽減ブレーキの制御プログラムが不適切なため、駐停車している車列の側方を通過する際に、前方カメラとミリ波センサによる車両認識に差異が発生し、システムが停止することがある。そのため、システムが再起動する間、警告灯が点灯して衝突被害軽減ブレーキが作動しないおそれがある。

 コンビネーションメータの不具合では、駐車支援システム「アドバンストパーク」の制御プログラムが不適切なため、駐車条件が整わない等により駐車支援を中止した場合に警告音が吹鳴しないことがある。そのため、保安基準第11条(かじ取り装置)に適合しないおそれがある。

 改善措置として、衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラの不具合については全車両、衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラのプログラムを対策仕様に修正する。コンビネーションメータの不具合については、全車両、コンビネーションメータのプログラムを対策仕様に修正する。

 対象となるのは、トヨタ「ノア」「ヴォクシー」「シエンタ」「カローラ」 「カローラ スポーツ」「カローラ ツーリング」「クラウン」「bZ4X」、レクサス「NX250」「NX350」「NX350h」「NX450h+」、スズキ「ランディ」、スバル「ソルテラ」で、対象となる車両の製作期間は2021年9月1日~2023年1月9日。

 これまでの不具合件数は衝突被害軽減ブレーキ用前方カメラの不具合で6件、コンビネーションメータの不具合で0件、事故はともに発生していない。