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日産、2030年までの電動車両モデル数をバッテリEV19車種を含む27車種に増加
2023年2月27日 11:47
- 2023年2月27日 発表
日産自動車は2月27日、長期ビジョン「Nissan Ambition 2030」で公表している2030年までに投入する電動車両のモデル数について、これまでの15車種のバッテリEV（電気自動車）を含む23車種から、19車種のEVを含む27車種に増加させると発表した。
この結果、2030年度時点のニッサン、インフィニティの両ブランドをあわせた電動車のモデルミックスは、グローバルで従来見通しの50％から55％以上へと上昇する見込み。
また、2026年時点のグローバルな電動車のモデルミックスについては、従来見通しの40％から44％以上へと増加。急速な変化への対応が求められる中国市場向けには、専用のEVを2024年に投入する予定。欧州では、確固たる電動化計画を継続して実行するとともに、アライアンスとのより強固な協力関係を推進していくとしている。
なお、主要市場における2026年度の電動車の販売比率については、各市場の電動車両の普及の進捗にあわせた最新の見通しとして、欧州ではこれまでの75％から98％に、日本では55％から58％、中国では40％から35％の水準となる見込みとし、米国については変更なしで2030年度までにEVのみで40％以上としている。
そのほかの取り組みとして、パーソナライズされたサービスを通じて、顧客体験をさらに向上させ、長期的なエンゲージメントを実現することを目指す。具体的には、コネクテッドカーサービス戦略を強化し、車載コンテンツの充実からオンデマンド機能の実現まで、多様化する顧客ニーズに幅広く対応。これらをソフトウェア定義車両（Software Defined Vehicles）を通じて実現することを目指しており、e-アーキテクチャーを搭載した「アリア」をはじめ、今後数年間でさらに多くの車種に搭載する予定としている。
日産では、電動化戦略をさらに加速させるこれらの取り組みを通じ、各市場のニーズにあわせEV（電気自動車）と「e-POWER」の普及を促進し、グローバルに開発や生産の競争力を向上、「Nissan Ambition 2030」の実現に向けた電動化をより一層推進していくとしている。
