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ユーグレナ、次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を都内のガソリンスタンドで期間限定販売

2023年2月27日 発表

次世代バイオ燃料を一般向けに期間限定で販売する東瑞江サービスステーション(丸紅エネルギー系列)

 ユーグレナは2月27日、日東石油が運営する丸紅エネルギー系列のガソリンスタンド「東瑞江SS(サービスステーション)」、およびライフ白銅が運営する「セルフかつしか6号店」の2か所のSSにて、化石由来の軽油に代わり次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」を一般販売すると発表した。販売期間は3月6日~3月下旬。

 これまで「サステオ」の供給先は、バスや配送車、消防車などの車両、タグボートやフェリーなどの船舶、商業用ジェット機や双発機などの飛行機と、陸・海・空の全領域での拡大と多様化を進め、累計70件を超える供給実績がある。また、SSにおける「サステオ」販売は、2021年4月に東京都内で「サステナブルステーション」として3日間限定で実施したほか、2022年6月10日からは名古屋のSSで一般販売をスタートさせている。

次世代バイオ燃料を一般向けに期間限定で販売するセルフかつしか6号店

 しかし、一般生活者がバイオ燃料を使用する機会はまだ少ないのが現状。そこで今回ユーグレナは、2022年10月31日付で東京都と締結した「バイオ燃料導入促進事業に係る協定」に基づき、「サステナブルステーションTOKYO」をテーマとして、東京都内2か所のSSで「サステオ」を約1か月間にわたり一般向けに販売し、より多くの人に「サステオ」を身近に感じられる機会を提供し、バイオ燃料のさらなる普及を目指すという。

 今回使用する「サステオ」は、バイオマス(生物資源)を原料とし、車両に対して内燃機関を変更することなく使用することが可能な次世代バイオディーゼル燃料。この「サステオ」は、燃料を使用する際の燃焼段階ではCO2(二酸化炭素)を排出するが、原料であるバイオマスが成長過程で光合成する際にCO2を吸収するため、燃料を使用した際に発生するCO2排出量が実質的にはプラスマイナスゼロとなるカーボンニュートラルの実現に貢献すると期待されている。

「サステオ」一般販売の概要

実施期間:2023年3月6日~3月下旬頃まで
実施場所:東瑞江SS(営業時間:6時~22時)/東京都江戸川区東瑞江1-3-14
     セルフかつしか6号店(24時間営業)/東京都葛飾区白鳥2-20-20
実施内容:次世代バイオディーゼル燃料「サステオ」の販売