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ユーグレナ、「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を初めて一般販売

4月9日~11日に東京都葛飾区「セルフかつしか6号店」で提供

2021年3月22日 発表

ユーグレナバイオ燃料を提供する予定の給油機

 ユーグレナは3月22日、ライフ白銅が運営するサービスステーション(ガソリンスタンド)「セルフかつしか6号店」で、次世代バイオディーゼル燃料「ユーグレナバイオディーゼル燃料」を4月9日~4月11日の3日間限定で一般販売すると発表した。

 ユーグレナバイオディーゼル燃料をサービスステーションに導入して一般向けに販売するのは、今回が初めての取り組みとなる。ユーグレナバイオディーゼル燃料の給油は24時間可能。また、ユーグレナバイオディーゼル燃料の原料に使用される、家庭から出た使用済み食用油(廃食油)の回収も11時~17時に行なわれる。

 これまでユーグレナは、2018年に日本初のバイオジェット・ディーゼル燃料製造実証プラント(バイオ燃料製造実証プラント)を竣工し、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)と使用済み食用油を原料に使用する次世代バイオディーゼル燃料を製造。2020年4月からユーグレナバイオディーゼル燃料の供給を開始し、バス、配送車、フェリー、タグボートなどで導入を拡大してきた。さらに2021年3月15日には、世界初のユーグレナバイオジェット燃料が完成したことを発表し、フライトの実現に向け取り組んでいる。

 今回ライフ白銅は、日本をバイオ燃料先進国にすることを目指す「GREEN OIL JAPAN」宣言に賛同し、車両自体の内燃機関を変更することなく使用できるユーグレナバイオディーゼル燃料の普及拡大を目指して、ユーグレナバイオディーゼル燃料のテスト販売を決定した。

 これまで、ユーグレナバイオディーゼル燃料は乗合バスや配送車、消防車などの商用車両向けに供給。ユーグレナバイオディーゼル燃料をサービスステーションに導入するのは今回が初の取り組みであり、今後多くの車両にユーグレナバイオディーゼル燃料が導入されていく第一歩となるとしている。

セルフかつしか6号店

ユーグレナバイオディーゼル燃料を販売・給油するサービスステーション概要

店名: セルフかつしか6号店(東京都葛飾区白鳥2-20-20)
日程: 2021年4月9日~2021年4月11日
実施内容:
・ユーグレナバイオディーゼル燃料の販売(24時間)
・ユーグレナバイオ燃料の原料に使用される、家庭から出た使用済み食用油(廃食油)の回収(11時~17時)
・サステナブルな取り組みをより深く理解できるコンテンツ など