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【第50回東京モーターサイクルショー】ハーレー、生誕120周年記念モデル4車種など展示 4月1日に世界初の認定中古車に特化した店舗オープン

2023年3月24日~26日 開催

ハーレーダビッドソンは生誕120周年をテーマにブースを展開。ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社 代表取締役 野田一夫氏が自らアニバーサリーモデルにまたがり記念撮影

 ハーレーダビッドソンはこの2023年にブランド生誕120周年を迎えることから、東京ビッグサイトで3月24日~26日の3日間開催している「第50回東京モーターサイクルショー」に“120周年”をキーワードにブースを展開している。

 同社では120周年記念モデルとして計7車種の「ANNIVERSARY(アニバーサリー)」モデルをすでに発表しており、そのうち4車種をステージ周辺に配置。カラーリングにはいずれもグラデーションのかかった濃いレッドの特別なペイントが施され、印象的な外観を演出している。アニバーサリーモデルは、全世界で各車種約3000台の限定生産となり、日本への割り当ては各モデル30~100台程度になるという。

ハーレーダビッドソンのブース
1913年、日本に初めて輸入されたとされるハーレーダビッドソン「Model 9-E」を展示
Street Glide ANNIVERSARY
Fat Boy ANNIVERSARY
Ultra Limited ANNIVERSARY
Heritage Classic ANNIVERSARY

 記念モデル以外の注目車種の1つは「Nightster Special(ナイトスター スペシャル)」。スポーティな「Nightster」をベースに、ビンテージ感のあるロゴを配するなどユニークなデザインを加えたモデルで、Revolution Max 975Tと呼ぶ975ccエンジンを搭載。メーター部分は全面デジタルのインフォテイメントを採用し、iPhoneとの連携でApple CarPlayによるナビや音楽再生、Siriを通じた音声命令などが可能となっている。

Nightster Special
メーターディスプレイはフルデジタル
Apple CarPlayによるナビが可能
前後タイヤの空気圧をリアルタイムにチェックできる

 また、2000ccに迫るMilwaukee-Eight 117 V-Twinエンジンを搭載する2023年型の「Breakout 117」も注目の1台。日本で最も売れているというBreakoutだが、その排気量を1923ccにアップするとともに、燃料タンク容量を18.9Lに拡大し、航続距離を伸長した。

Breakout 117

 さらに、2023年に新登場した「Road Glide 3」。トライクのカスタムシーンで人気というシャークノーズのフロントカウルを取り入れた3輪トライクで、普通自動車免許(MT)で運転できるのが特徴となる。

Road Glide 3

 プレスカンファレンスではハーレーダビッドソン ジャパン代表取締役の野田氏が登壇し、「おかげさまで絶好調、今ハーレーが来ている」と報告。コロナ禍で販売が落ち込んでいたタイミングがあったものの、その後はV字回復を果たし、2022年の新規登録台数は輸入車のなかでトップとなる1万台を突破したほか、「ハーレー女子」などのトレンドも生まれつつあるとした。

ハーレーダビッドソン ジャパン株式会社 代表取締役 野田一夫氏

 また、ハーレーダビッドソンとして世界で初めて認定中古車の販売および買取に特化した店舗を、2023年4月1日に埼玉県内にオープンすることも紹介。ハーレーダビッドソンの中古車の流通量は新車の3倍ともいわれており、メーカー自身が取り扱うことで、より安心感をもって購入できるようになると説明した。

2023年4月1日より認定中古車の取り扱いに特化した店舗をオープンする