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トヨタ、スタータの不具合で「シエンタ」など5車種に火災のおそれ 計23万4787台をリコール

2023年4月6日 発表

 トヨタ自動車は4月6日、スタータの不具合で火災にいたるおそれがあるとして、「シエンタ」「ポルテ」「スペイド」「カローラ アクシオ」「カローラ フィールダー」の5車種、計23万4787台のリコールを国土交通省に届け出た。対象となる車両の製作期間は2015年2月17日~2017年8月31日、これまでの不具合件数は13件あり、火災が2件発生している。

 不具合は、スタータのスルーボルトの締付指示が不適切なため、経年で当該ボルトが緩み、構成部品の位置がずれてスタータの出力が不足することがある。そのため、そのまま使用を続けると、エンジン始動不能となり、その状態で始動操作を繰返すとスタータが過熱し、最悪の場合、火災にいたるおそれがある。

 改善措置として、全車両のスタータを点検し、スルーボルトの緩みがない場合は増締めを行なう。スルーボルトの緩みが認められる場合はスタータを対策品に、スタータリレーを新品に交換する。また、構成部品の位置ずれが認められる場合は電気配線も新品に交換する。