「シーマ」「パオ」「フェアレディZ」現役オーナーがオートモビル カウンシル 2023でトークショー 伊藤かずえさんらが日産車への愛を語る

　日産自動車は、「オートモビル カウンシル 2023」（幕張メッセ：4月14日～16日開催）に出展。日産ブースでは、女優 伊藤かずえさんの愛車「シーマ」（1990年式）をはじめ、「パオ」（1989年式）、「フェアレディZ 300ZX」（1998年式）と、日産車を愛するオーナーたちの愛車3台にフィーチャーした展示を実施している。

伊藤かずえさんの愛車「シーマ」

伊藤かずえさん

パオ（奥）とフェアレディZ（手前）

　パオのオーナーである小池一博さんは2002年生まれで、小学6年生のころ、パイクカーにひと目ぼれして以来憧れ続け、免許取得の半年前にバイト代でパオを購入。以来少しずつ手を加えながら、通勤や買い物などの普段使いから週末のドライブまで、ほぼ毎日使用しているという。

小池一博さん

丹呉いづみさん

　フェアレディZのオーナー、丹呉いづみさんは1995年生まれで、高校生でZ32にひと目ぼれし、19歳で免許取得後、念願のオーナーとなる。現愛車は保有歴5年目で、現在、走行距離20万km超でありながらメンテナンスと日常使いを両立させている。国家一級小型自動車整備士免許を取得後、日産自動車の開発エンジニアとして入社、日産自動車入社6年目。

　開催初日の4月14日は、伊藤さん、小池さん、丹呉さんをゲストとして迎えたトークイベントが開催された。自身の愛車との「Love Story」にフォーカスし、現在の愛車との出会いや、オーナーだからこそ気付ける魅力、さらにはこれからの愛車との付き合い方についてトークが展開された。

　トークイベントに参加した日産担当者の中山竜二氏は、冒頭に「いまの時代に残っている古い時代のクルマたちは1台の例外もなく、『ヒト』が守り続けてきたものだということに今回は着目しました。そこで『日産90周年』にちなんで、『ヒト』と『クルマ』の相思相愛のストーリーや自動車という存在への大きな愛情を、長年ご愛用いただいているお客さまと一緒に表現したいと思い、今回の日産ブースのテーマに設定いたしました」と、今年のテーマへの想いが述べられた。

　トークの中で、これからの愛車との付き合い方について聞かれた伊藤さんは、「本当に無事故で絶対にぶつけないように走ろうって思ってます。レストア後、その時のままなので、今の状態で何十年も走れるといいなと思ってますね。また、こういう機会があればぜひ見ていただきたいなと思います」とコメント。

　また、パオのオーナー 小池さんは「冒頭に中山さんからも話がありましたけれども、今こうやって私がこのクルマに乗れているのも、その前のオーナー、前の前のオーナー、歴代のオーナーが手塩にかけて乗ってきて、それで今があると思っています。過去の歴史をきちんと継承していきながら、もっともっと10年、20年乗ってあげて、新しい景色をこのクルマと一緒に見に行きたいなって思ってます」と述べた。

　そしてフェアレディZのオーナー 丹呉さんは「まず乗ってあげることが大事かなと思います。かずえさんもそうですし、小池さんもそうで、日常使いをしてるからこそちょっとした声が分かるというか、クルマが発しているSOSじゃないですけど、なんかちょっとここ調子わるいんだぜ、みたいなのがたまに聞こえる感じがするんですよ。なので、できるだけどんなに忙しくても日常使いしてあげて、乗ってあげることで予防整備とか、早めにちょっと交換してあげようかなとか、そういうところの感度を持って乗るようにしていこうと思っています」とコメントするなど、それぞれの思いが語られた。

　トークイベントの最後、終わりのあいさつとして中山氏は「ゲストの3人の愛車のように、後世の方々からお気に入りとして選んでいただけるような、普遍的な価値をもったクルマをこれからも生み出していくために、日産はモビリティの可能性を広げてまいります。次の90年も、日産にご期待いただければと思います」とコメントした。