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日産、「シーマ」レストア完成車初公開 新車のように蘇ったシーマとの対面に伊藤かずえさんが涙
2021年12月7日 11:10
- 2021年12月7日 公開
日産自動車は12月7日、女優の伊藤かずえさんの愛車「シーマ」のレストア完成車両を公開。2021年4月26日の入庫式から約8か月、レストア作業を終えたシーマと伊藤さんが初対面した。
伊藤さんの誕生日でもある12月7日、東京銀座にある日産のギャラリー「NISSAN CROSSING」にシーマが展示された。
伊藤さんは、シーマとの対面前に「約8か月ぐらいお別れしていたので、30年間にこんなに長い間会わないっということはなかったので、毎日のように夢を見ていたので、本当に今日はドキドキです」と話し、新車のように蘇ったシーマとの対面に伊藤さんは涙した。再びシーマの鍵を手にした伊藤さんは、免許返納まで乗り続けたいといい、「最近免許をとった娘にも乗り継いでいってもらいたい」などと話した。
日産が1988年に発売した初代「シーマ」(FPY31型)は、スペイン語で「頂上」を意味し、「日本的な味を持った、世界に通用する新しいビッグ・カー」をコンセプトにした大型セダン。従来の国産大型セダンになかったスタイリングやインテリア、パーソナルな乗り味や優れた運動性能などの新しい価値が好評で爆発的人気車になり、当時の経済メディアが「シーマ現象」と報じた。
伊藤さんの愛車シーマは、最高出力187kW(255PS)を発生するVG30DET型のV型6気筒 3.0リッターターボエンジンや電子制御エアサスペンションを採用する最上級グレード「タイプIIリミテッド」。伊藤さんはこのシーマを30年以上、愛車として乗り続け、その走行距離は26万kmを超えている。
日産の関連会社オーテックジャパンで行なわれたレストア作業では、エンジンやトランスミッション、内装などをボディから取り外して、ボディの再塗装やシート生地の張替えなどのリフレッシュ作業が実施され、公開されたシーマは新車のように蘇った。
なお、お披露目会場となった「NISSAN CROSSING」では12月8日~22日の期間、レストアされたシーマを展示するとともに「レストアプロジェクトの軌跡」と題してレストアの模様を記録した映像や画像の特別展示も実施される。日産自動車の公式Webサイトにおいても、レストアプロジェクトの進捗状況を伝える「伊藤かずえさんのシーマ レストアの取り組み」を公開。これまでのレストア作業風景など、そのダイジェストを確認することができる。