ルノー、ルノー・スポールの名を冠した最後の限定モデル「メガーヌ R.S.ウルティム」受注開始 価格は659万円

限定モデル「メガーヌ R.S.ウルティム」

　ルノー・ジャポンは4月20日、ルノーのスポーツモデルの開発やモータースポーツ分野の活動を担ってきたルノー・スポールの名を冠する最後のモデルとなる限定車「メガーヌ R.S. ウルティム」の受注を開始した。ルノー・スポールが設立された1976年にちなんで全世界1976台の限定販売。6速MTと6速ATがあり、価格はいずれも659万円。

　1976年に設立されたルノー・スポールは、ルノーのスポーツモデルの開発のみならず、F1を始めとするモータースポーツも担う組織として活動し、ルノーの技術力やブランドイメージを大きく向上させてきたが、今後ルノーグループの新たなスポーツブランドは「アルピーヌ」に引き継がれることになり、ルノー・スポールはその役割を終えると発表されている。

ボディサイズは4410×1875×1465mm（全長×全幅×全高）、ホイールベースは2670mm、車両重量は6速MTが1450kg、6速ATが1470kg

エンジンは最高出力221kW（300PS）/6000rpm、最大トルク420Nm（6速MTは400Nm）/3200rpmを発生する直列4気筒1.8リッターターボを搭載

　そのためルノー・スポール最後のモデルとなるメガーヌ R.S. ウルティムは、設立された1976年にちなんで全世界1976台の限定販売とされている。コーナリングスピードの向上を目的にロールを抑えたシャシー、トルセンLSD、前輪アルミ製ハブ/鋳鉄製スリット入りブレーキディスクなど、クローズドコースでのスポーツ性能を高めた「メガーヌ R.S. トロフィー」の性能と装備を受継ぎつつ、ルーフとボンネットに配されたロザンジュをモチーフとしたブラックマットストライブ、ブラックアウトされたロゴ、1本あたりの重量がメガーヌ R.S. トロフィーのホイールよりも2kg軽量なブラックの19インチアロイホイール「フジライト」を採用し、スポーティさをより強調したエクステリアデザインになっている。

フロントおよびリアのルノーロゴはブラック仕様に

19インチアロイホイール「Fuji Light（フジライト）」、カラーはブラック

専用の「ULTIMEマットブラックデカール」があしらわれる

　ボディカラーは、オランジュ トニック・メタリック、ジョン シリウス・メタリック、ノワール エトワール・メタリック、ブラン ナクレ・メタリックの4色を設定している。

オランジュ トニック・メタリック

ジョン シリウス・メタリック

ノワール エトワール・メタリック

ブラン ナクレ・メタリック

　トランスミッションは6速MTと電子制御6速AT（6EDC）の2つが設定され、センターコンソールには、ルノー・スポールモデルのテスト/開発ドライバーで、ニュルブルクリンク市販FF車の最速記録を持つロラン・ウルゴン氏のサイン入りシリアルプレートが装着される。

限定モデル「メガーヌ R.S.ウルティム」のインテリア

ロラン・ウルゴン氏サイン入りプレート（シリアルナンバー付き）

専用デザインハンズフリーカードキー

　またロラン・ウルゴン氏は、「メガーヌ R.S.は、私の15年におよぶルノー・スポールでの仕事を象徴するモデルです。メガーヌ 2 フェーズ2の登場以降、前輪駆動スポーツカーのリーダーであり続けるために、クルマの性能を絶えず向上させてきました。ニュルブルクリンクでの最速記録は、忘れられない挑戦であり、情熱、アドレナリン、興奮に満ちたものでした。そして今、メガーヌ R.S. ウルティム、私はこの素晴らしい物語の最後を飾るバージョンにサインできることを特に誇りに思います」とコメントを寄せている。

メガーヌ R.S. ウルティム専用装備

・ULTIMEマットブラックデカール（フロント・サイド・ルーフ・リア）
・ブラックルノーロゴ（フロント・リア）
・ブリリアントブラックフロントF1ブレード
・R.S.スポーツフェンダー（ブラックバッジ付き）
・19インチアロイホイール ’Fuji Light’（ブラック）
・ブリヂストン ポテンザ S007タイヤ
・サイドウィンドウモールブラックフィニッシャー
・ブリリアントブラックドアハンドル
・ブリリアントブラックリアディフューザー
・R.S. ULTIMEロゴ入りキッキングプレート
・ロラン・ウルゴン氏サイン入りプレート（シリアルナンバー付き）
・専用デザインハンズフリーカードキー
・専用ボディカバー（室内用）