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WRC王者のカッレ・ロバンペラ選手がドリフト競技「フォーミュラ ドリフト ジャパン」第2戦に参戦 横浜ゴムがタイヤ&ホイール供給

2023年4月27日 発表

カッレ・ロバンペラ選手の参戦告知ビジュアル

 横浜ゴムは4月27日、5月20日~21日にエビスサーキット西コース(福島県)で開催されるドリフト競技大会「FORMULA DRIFT JAPAN」の第2戦に参戦する2022年WRC王者のカッレ・ロバンペラ選手に、グローバルフラグシップブランド「ADVAN(アドバン)」のタイヤおよびホイールを供給すると発表した。ロバンペラ選手は「KR69 CUSCO Racing」から「Red Bull GR COROLLA」で参戦する。

 FORMULA DRIFT JAPANは米国「FORMULA DRIFT」のインターナショナルシリーズ。日本発祥のモータースポーツであるドリフト走行により競われ人気を博しているFORMULA DRIFTを逆輸入する形で2014年から開催されている。

 ロバンペラ選手はフィンランド人のラリードライバーで、2020年からフル参戦を開始したWRCでは2021年にシーズン2勝でドライバー選手権4位にランクインすると、2022年には史上最年少記録となる22歳でドライバーズチャンピオンを獲得。8歳までにドリフト走行をマスターするなどドリフト競技への造詣も深く、ドリフトマスターズ・ヨーロッパ選手権にもスポット参戦しているという。

 今回横浜ゴムが供給するのはストリートスポーツタイヤ「ADVAN NEOVA AD09(アドバン・ネオバ・エーディー・ゼロキュウ)」と、スポーツ系アルミホイール「ADVAN Racing RS-DF Progressive(アドバン・レーシング・アールエスディーエフ・プログレッシブ)」。両製品でロバンペラ選手の足下を支え、ADVANブランド力の向上と優れた性能の訴求を図るとしている。

 なお、ロバンペラ選手が所属する「KR69 CUSCO Racing」はTOYOTA GAZOO Racing、Red Bull、CUSCO(キャロッセ)、横浜ゴム、HKSがコラボレーションしたチーム。ドリフト仕様のGRカローラ「Red Bull GR COROLLA」の競技車両製作・メンテナンスおよびチーム運営はCUSCOが担当。パワーユニットはHKSが手がけ、1000PS以上のパワーを発揮する2JZ-GTEエンジンにスワップしているという。