三菱自動車、2023年度に新型車6モデル投入へ

2023年度投入予定の新型車

　三菱自動車工業は5月9日、2023年度に投入予定の新型車として、新型「デリカミニ」に続いて、「トライトン（TRITON）」「ASX」「COLT」「エクスパンダーHEV」、さらにもう1台の小型SUVといった、新型車6モデルを投入する計画を公表した。

　いずれのモデルも、3月に発表された2025年度までの新中期経営計画「Challenge 2025」において、海外市場向けのモデルを含めて投入が予告されていたモデルとなる。

　ピックアップトラック「トライトン」については、三菱自動車の最量販モデルで、タイのレムチャバン工場で生産され、世界約150カ国へ輸出している世界戦略車となる。新型「トライトン」は約9年ぶりの全面改良によって6代目となるモデルで、2023年度内にタイで発売した後、アセアンやオセアニアなどに順次展開を拡大していく計画。

　そのほか、電動化モデルとして「ASX」「COLT」「エクスパンダーHEV」、さらに内燃機関モデルとしてベトナムを含むアセアン各国に投入を計画する「XFC コンセプト」と予告されている小型SUVを投入予定。

　新型「ASX」については、ルノー・日産・三菱自動車アライアンスによるCMF-Bプラットフォームを採用したコンパクトSUVで、アライアンスパートナーであるルノーより欧州市場向けにOEM供給を受ける。スペインのルノー バリャドリード工場で生産され、2023年3月より三菱自動車の販売ネットワークを通じて欧州の一部市場で販売を開始されることが公表されている。

2025年までの商品投入スケジュール