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マクラーレン、エンジンサプライヤー「リカルド」との契約継続 次世代V8パワーユニットを供給

2023年5月9日(現地時間) 発表

マクラーレンのハイパフォーマンス・ハイブリッドスーパーカー「アルトゥーラ(Artura)」

 マクラーレン・オートモーティブは5月9日(現地時間)、エンジンサプライヤーであるRICARDO(リカルド)と、次世代V8パワーユニットの製造に関する複数年のパートナーシップ契約を締結したと発表した。

 リカルドは、マクラーレンが2011年に初の量産スーパーカー「12C」を発表して以来、ショアハム・バイ・シー(イングランド)にある専用のエンジン工場にて、約3万4000台のマクラーレンのパワートレーンを手組みで製造してきた。

 今回の契約でリカルドは、マクラーレンとともにエンジン工場へさらなる投資を行なうことで、100名以上の製造エンジニアと技術者の雇用を守ることになる。

 また、リカルドは、今後も高性能ハイブリッドスーパーカーに搭載されるV6およびV8エンジンを製造するとしていて、今回の契約はイギリスに拠点を置く両社の長期関係の継続を意味し、今後もマクラーレンのハイブリッド車と内燃機関車の両方にパワートレーンを供給することになる。

 なお、マクラーレンのパワートレーンチームが設計した新しい高性能V8エンジンは、同社の「フューチャー・オブ・パフォーマンス」戦略の一環として、次世代の軽量・高性能ハイブリッド・スーパーカーに搭載される予定としている。

 マクラーレン・オートモーティブCEOのMichael Leiters氏は、「私たちの新しい高性能ハイブリッドV8パワートレーンは、マクラーレンの次世代ラインアップに不可欠な要素であり、トップクラスの性能とスリリングなドライバーエンゲージメントを約束します。リカルドとの新たな契約は、当社の『フューチャー・オブ・パフォーマンス』戦略の一環であり、2つのイギリス企業の長期的なパートナーシップにより、雇用促進、そして未来の技術にとって極めて重要な国内エンジニアリング・サプライチェーンへの投資拡大を図ります」とコメント。

 また、リカルドのCEOであるGraham Ritchie氏は、「マクラーレン・オートモーティブとの次世代高性能V8パワートレーンに関する新たなエンジン供給契約を締結し、両社の長期的なパートナーシップを次の10年へと延長できることをとてもうれしく思います。リカルドはマクラーレン同様、卓越したエンジニアリングの実績があり、最先端のサプライチェーンに支えられながら、高性能な技術と最高水準の製品品質を実現してきました。マクラーレンとの今後のパートナーシップを大変楽しみにしています」と述べている。