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BMW、“究極のMモデル”「M3 CS」30台限定でオンライン販売 ベース車から約20kgの軽量化、約40PSの出力向上
2023年5月18日 13:22
- 2023年5月17日 受注開始
- 1998万円
約40PSの出力向上と、約20kgの軽量化。0-100km/h加速は3.4秒
ビー・エム・ダブリューは5月17日、全世界1500台限定で生産される究極のBMW Mモデル「M3 CS(エムスリー・シーエス)」の注文受け付けをBMWオンライン・ストア限定で開始した。価格は1998万円。
日本国内には30台限定での導入となり、5月31日23時59分まで注文を受け付ける。限定台数より注文数が上まわった場合には、厳正な抽選により7月初旬までに当選者を決定。納車開始は2023年第三四半期以降を予定している。
BMW Mが開発する高性能マシンのMモデルには、サーキットでの本格的な走行を可能とした「Mハイ・パフォーマンス・モデル」と、サーキットで培われた技術を余すことなく取り入れ走行性能を高めた「Mパフォーマンス・モデル」の2つのカテゴリーがあり、今回発表されたM3 CSは、Mハイ・パフォーマンス・モデルに位置付けられる。
M3は、サーキットでの圧倒的な走行性能を持つハイパフォーマンスモデルでありながら、4ドアモデルとして日常走行での実用性を高次元で融合させたドライビングマシン。今回発表されたM3 CSは、「M3 Competition M xDrive(コンペティション・エム・エックスドライブ)」をベースとした。M3 CSのCSは、Competition Sportの略となる。
ドライビングダイナミクスについては、M3に搭載されるエンジンをベースに1.7barから2.1barにブーストアップすることで、M3 Competition M xDriveに比べて出力を約40PS向上して405kW/551PS(ヨーロッパ仕様値)とし、約20kgの軽量化により0-100km/h加速は3.4秒を実現している。
シャシーはM3 Competition M xDriveをベースに、路面追従性、キャンバー強度、ダンパーのレスポンスを向上させるため、ボールジョイント箇所を4か所増加し、計14か所とした。さらに専用サスペンション、専用スタビライザー、レッドハイグロスのMカーボン・セラミック・ブレーキを標準装備することで、サーキットにおける究極のドライビング性能を発揮する。
デザインは、M3 Competition M xDriveをベースにボンネットにCFRP(炭素繊維強化プラスチック)を採用して軽量化を図り、キドニーグリル、エアインレット、ドアミラーキャップ、ディフューザーなどにもCFRPを採用することで存在感を増した。イエローのデイライトを備えたレーザー・ライトを装備し、トランクリッドなどのモデルバッヂは、ブラックをベースにレッドアクセントを利かせることで特別感を演出している。
インテリアでは、センターマーク付きのMアルカンターラ・ステアリング、Mカーボンファイバー・トリム、専用CFRP製センターコンソール、前席にMカーボン・バケットシートなどを採用し、レーシングシーンを彷彿とさせるデザインで印象付けた一方で、リアシートには大人3名が座れるスペースを確保し、日常使いでの優位性も兼ね備えている。