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マクラーレン、「765LT Spider」をF1ドライバーのランド・ノリス選手がデザイン

2023年5月15日(現地時間) 発表

ランド・ノリス選手と、自身でデザインした「765LT Spider」

 マクラーレンは5月15日(現地時間)、F1ドライバーのランド・ノリス選手がデザインし、マクラーレン・スペシャル・オペレーションズ(MSO)によりパーソナライズされた「765LT Spider」を公開した。

 765LTはロングテールの名を受け継ぐ最新のモデルで、765台の限定生産。すべて売約済みとなる。パワートレーンには最高出力765PS、最大トルク800Nmを発生するV型8気筒 4.0リッターのツインターボエンジンを搭載し、0-200km/h加速は7秒という加速力を誇り、高いレベルの一体感、超軽量な車重、サーキット生まれの洗練されたサスペンションが圧巻のドライビング・エクスペリエンスを生み出すとした。

 ノリス選手がデザインした「MSO Lando Norris 1 of 1」は、自身のロゴを取り入れ、グロス・ブルー・ティント・ビジュアル・カーボン・ファイバーのエクステリアに、アクセントとして細部にサテン・ビジュアル・カーボン・ファイバーが映えるデザインとなっている。

 サテン・ブラックのホイールと、対照的なランド・イエローのブレーキ・キャリパーが特徴的なエクステリアをさらに引き立てており、このランド・イエローのカラーは、4本のラインからなるランド・グラフィック(ランドのレースナンバーが4であることにちなんだもの)でも使用されているほか、右側のアイソケットとアクティブ・リアウイングの下にも配され、後者はウイングがハイ・ダウンフォースの際にだけ、チラっと見える演出になっている。またリアウイングの上面には、サテン・ビジュアル・カーボン・ファイバーのインサートに、グロス・ブルー・ティント・ビジュアル・カーボン・ファイバーでMSOのロゴがあしらわれている。

 ほかにも、エクステリアには3種類のカーボン・ファイバー・エクステリア・アップグレード・パックをすべて使用。これには、フロント・スプリッター、フロント・フェンダー&リア・ディフューザー、エア・インテーク、サイド・スカート、ドアミラーが含まれ、ルーフのトノーとリア・エアロ・ブリッジもMSOディファインド・カーボン・ファイバー仕上げで、同じくMSOディファインド・カーボン・ファイバーのボンネットには、軽量なダーク・クロームでマクラーレンのバッヂがあしらわれている。加えて、ステルス・パックも使用して、リアウイングの可動メカニズムと、特徴的な4本出しのチタン製エグゾーストは、抑えの効いた仕上げとなっている。

 インテリアの配色にもこだわり、カーボン・ファイバー・レーシング・シートにはネイビーブルーのトリムにネイピアのステッチを施し、ヘッドレストにはノリス選手のイニシャルを含む「LN4」のロゴが刺繍されている。ドアとダッシュボードのトリムもネイビーブルー・アルカンターラで、アクセントにネイピア・ステッチを使用し、ドアのアタッチメントには白のピンストライプをペイントしている。

 さらに、インテリアには隠れた特徴として、ドアを開けると現れるMSOカスタム・ダーク・ティント・カーボン・ユニオン・フラッグ・シルがあり、ここにはランド・グラフィックも施されている。MSO カスタム・ステアリング・ホイールはブルー・ティント・カーボン・フェードで、そこに白のトップマークとランド・イエローのランド・グラフィックが配されている。足下はパッセンジャー側も含め、LN4のロゴとネイピアのステッチをあしらったMSO カスタム・フロアマットで覆い、その奥のペダルはブルー・アノダイズのものを採用。この魅力的なインテリアには、ユニークなMSO デディケーション・プレートもはめ込まれ、ランド自身による特注であることを証明している。

 パーソナライゼーションの締めくくりとして、キーフォブもグロス・ブルー・ティント・ビジュアル・カーボン・ファイバーで仕上げられ、ランド・イエローのランド・グラフィックがあしらわれている。

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