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三菱自動車、「三菱自動車らしさ」を支える5つの技術を「人とくるまのテクノロジー展2023 横浜」へ出展

2023年5月22日 発表

 三菱自動車工業は5月22日、自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2023 横浜」(パシフィコ横浜:5月24日〜26日開催)の出展概要を発表。三菱自動車ブースでは、2022年のアジアクロスカントリーラリー2022で優勝した「トライトン」のレプリカ展示のほか、「冒険心」を呼び覚ます「三菱自動車らしさ」を支える5つの技術として「電動化技術」「四輪制御技術」「耐久信頼性技術」「快適性技術」「安全技術」の技術開発の考え方や将来の方向性を紹介する。

 三菱自動車ブースの展示内容は、「電動化技術」「四輪制御技術」「耐久信頼性技術」「快適性技術」「安全技術」の5つのテーマで、リアル展示会ブースでは三菱自動車が目指す技術開発の方向性を技術ポスターで紹介、技術説明員が解説する。オンライン展示会(2023年5月17日~6月7日開催)では、各技術の詳細解説を紹介する。

三菱自動車らしさを支える5つの技術ポイント

「電動化技術」では、2050年のカーボンニュートラル実現を見据え、走行中に加えて、燃料/電力の製造、クルマの製造、廃却まで含めたLCA(Life cycle Assessment)の考え方で、CO2排出量低減に有効なPHEV(プラグインハイブリッドEV)を電動化のコア技術とし、世界各地の地域事情や顧客ニーズに応じて、PHEV技術を活用したHEVやBEVを提供。環境性能、EV性能に加えて、三菱自動車らしい操縦安定性と走破性にこだわったPHEV技術を強化していくことを紹介する。

「四輪制御技術」では、三菱自動車独自の四輪制御技術は、四輪のタイヤの能力をバランス良く最大限に引き出し、どんな場面でも”意のままの操縦性”と”卓越した安定性”を実現する技術で、Response「人の感覚に遅れない応答」、Linearity「人のイメージに合う動き」、Resilience「レスポンスとリニアリティを損なうことなくドライバーの要求操作に粘り強く応答する」の3点に注目して開発していることを紹介。

「耐久信頼性技術」では、新型車開発やモータースポーツ活動を通して世界のあらゆる路面と環境で培った設計思想で、三菱自動車が遭遇するどんな環境においても、無事に帰ることができる頑丈なクルマを目指して開発。三菱自動車は愛知県岡崎市の技術センターや北海道東部の音更町にある十勝研究所に、世界の厳しい自然環境や路面を再現したコースや試験設備を有しており、こうした環境下で過酷な試験を行ない、そのフィードバックを設計に活かしていることを紹介。

「快適性技術」では、家族や仲間と共に、刺激的で愉しい時間を過ごしたくなる車内空間となるよう、日々進化するIT技術を活用した運転サポートや、音響、おもてなし機能をはじめ、空調や日射コントロールなどにより、心地よい車内環境を提供していることを紹介。

「安全技術」では、三菱自動車の製品開発においては、事故ゼロのクルマ社会を目指す安全理念のもと、安全技術の考え方として、交通事故を未然に防止する技術(予防安全)、交通事故による被害を軽減する技術(衝突安全)、工業製品としてハードウェア、ソフトウェア両面から想定される危険の回避(製品基本安全)の3つの自動車安全フレームワークを策定して取り組んでいることを紹介。

自動車技術展「人とくるまのテクノロジー展2023 横浜」概要

開催時期:2023年5月24日~5月26日
会場:パシフィコ横浜
入場料:無料、完全事前登録制(リアル展示会の当日登録受付はなし)
主催:公益社団法人自動車技術会