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スバル、大型航空機中央翼の製造累計が3000機を突破 航空宇宙カンパニー半田工場から「ボーイング 787」用を出荷

2023年5月26日 発表

中央翼(イメージ)

 スバルは5月26日、製造累計3000機目となる大型航空機中央翼を2023年5月に航空宇宙カンパニー半田工場(愛知県半田市)から出荷したと発表した。

 大型航空機中央翼は、航空機の左右の主翼と前後胴体をつなぎ荷重を支え、燃料タンクとしても機能する機体構造の主要な部位の1つ。累計3000機目となったのは、「ボーイング 787」用中央翼のこと。

 スバル 航空宇宙カンパニーでは、航空機の完成機製造・整備に加え、大型航空機中央翼や主翼等航空機コンポーネントの開発・製造も主要事業の1つとして行なっており、半田工場では、1993年7月に「ボーイング 777」用中央翼を製造・出荷したのち、世界有数の大型航空機中央翼製造工場として「ボーイング 787」「ボーイング 777X」に加え、防衛省の「固定翼哨戒機(P-1)」「輸送機(C-2)」も含めた、5機種の大型航空機中央翼を専用ラインにて製造している。

 スバルは、今後も品質と安全を第一として自社技術に磨きをかけ、航空機コンポーネントの開発・製造に加え、整備・教育といったトータルサポートを含めた航空機システムを提供していくとした。

中央翼製造累計3000機記念