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横浜ゴム、2023年のパイクスピーク・ヒルクライム参戦車にタイヤ供給 レーシングタイヤ「アドバン A005」でサステナブルなモータースポーツへ挑戦

2023年6月25日(現地時間)開催

2022年の「第100回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」で総合優勝したロビン・シュート選手の「2018 Wolf TSC-FS」

 横浜ゴムの米国タイヤ販売会社であるYokohama Tire Corporation(YTC)は、2023年6月25日(現地時間)に米国コロラド州で開催される「第101回パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライム」に参戦する6クラス26台以上へ、サステナブル素材を使用したレーシングタイヤ「ADVAN A005(ドライ用)」を含む「ADVAN(アドバン)」レーシングタイヤを供給する。

 パイクスピーク・インターナショナル・ヒルクライムは1916年から開催されている伝統あるヒルクライムレース。別名「雲へ向かうレース」と呼ばれ、標高2862mのスタート地点から標高4300mにあるゴールまでの約20kmのコースで競われる。ヨコハマタイヤ装着車は2020年と2022年に総合優勝、2021年に2部門でクラス優勝を果たしている。

 ADVAN45周年となる2023年は、ADVAN最大化への挑戦「ADVAN CHALLENGE」のテーマの下、2年連続の総合優勝をはじめ全クラスでの優勝を目指すとともに、サステナブルなモータースポーツへ挑戦するという。

 サステナブル素材を使用した「ADVAN A005」を供給するのは、2022年に総合優勝を果たしたロビン・シュート選手。タイヤは2023年より全日本スーパーフォーミュラ選手権にワンメイク供給しているものと同スペックで、従来タイヤと同等のグリップ性能を維持しながらサステナブル素材比率33%を達成。

 また、エキシビションクラスで「2021 Tesla Model S Plaid」を駆るランディー・ポブスト選手へ供給する「ADVAN A005」は、走行時に最も変形が大きくなるサイドウォールのゴムを従来の石油由来のブタジエンゴムからバイオマス由来のブタジエンゴムに変更し再生可能原料比率を高めた。

 そのほか、2022年にオープンホイールクラスで優勝したCodie Vahsholtz選手やタイムアタック1クラスで優勝したDavid Donohue選手など多くの有力選手へ供給。また、「Porsche Cayman GT4 Clubsport」などで競われる「ポルシェ パイクスピークトロフィー by Yokohama」クラスへのワンメイク供給も継続し、6年連続で「ADVAN A052」を供給する。