トヨタ、「ヤリス」「アクア」「シエンタ」3車種で計59万4140台リコール ロアアームのボールジョイントが脱落するおそれ

　トヨタ自動車は6月23日、「ヤリス」「アクア」「シエンタ」の3車種について、ロアアームのボールジョイントが脱落して走行安定性を損なうおそれがあるとして、計59万4140台のリコールを国土交通省に届け出た。

　不具合は、前輪緩衝装置のロアアームにおいて、ボールジョイント取付部の製造が不適切なため、亀裂が生じているものがある。そのため、凹凸路面等を繰返し走行すると亀裂が進展し、最悪の場合、ロアアームが破断し、ボールジョイントが脱落して走行安定性を損なうおそれがある。

　改善措置として、全車両の左右ロアアームを点検し、亀裂が生じているものは良品と交換する。これまでの不具合件数は31件（うち走行安定性不良4件） 、事故は発生していない。

　対象となる車両の製作期間は、2019年12月11日～2023年5月9日。