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ジェイテクト、ロードバイク用高性能軸受「ONI BEARING」ラインアップ拡充 Mavic以外のホイールにも適合

2023年8月10日 発表

ONI BEARING

 ジェイテクトは8月10日、2022年8月に発売したロードバイク用高性能セラミックボール軸受「ONI BEARING」のラインアップを拡充。適合ホイールを拡大した。

 ONI BEARINGは、これまでは主にMavic(マヴィック)ブランドのディスクホイールに適合する型式を製造。今回のラインアップ拡充により、Mavicのディスクホイールだけでなく、リムホイールへの適合をはじめ、DT-swiss、Roval、Bontrager、Vision、ZIPP、ENVE各ブランドのホイールにも適合。さらに、フリーボディにも適合するONI BEARINGも用意される。

ONI BEARING適合表。価格は各取り扱いショップに問い合わせのこと

 ONI BEARINGは、ジェイテクトが1984年に世界で初めて実用化したセラミック軸受の技術と、自動車・産業機械向けに培った知見を活かして開発されたロードバイク用高性能軸受。既存のロードバイク用軸受と比べて圧倒的な低トルクを誇り、漕ぎ出しの軽さとホイール速度維持を実現している。

 市販ビジネス商品としてサイクルショップなどで販売され、ホイールへの取り付けも行なわれており、ロードレースの国内トップリーグであるJプロツアー(JPT)で2022シーズンのチーム総合優勝を果たしたMATRIX POWERTAG(マトリックスパワータグ)のレース車両にも採用されている。

 ONI BEARINGの名前の由来は、「ジェイテクトの基本理念」に掲げる「No.1&Only One」から「ONI」を取り、セラミックボール軸受として低トルクを筆頭に圧倒的な高性能、さらには自転車競技の本場欧州への日本ブランドアピールも込めて、ONI(鬼)が商品名に採用された。