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トヨタ、「GRカローラ モリゾウエディション」がNASA全米選手権のペースカーを継承

2023年8月9日(現地時間) 発表

NASA全米選手権のペースカーを務める「GRカローラ モリゾウエディション」

 トヨタ自動車は8月9日(現地時間)、昨年NASA全米選手権の公式ペースカーをホットハッチモデルの「GRカローラ」が務めたが、2023年シーズンはさらに高性能な「GRカローラ モリゾウエディション」が役目を引き継ぐことを発表した。

 9月7日~10日にペンシルバニア州にあるピッツバーグ・インターナショナル・レース・コンプレックスで開催されるNASA全米選手権にて、トヨタのモータースポーツや耐久レースのカラーリングを彷彿とさせる赤・白・黒でカラーリングされた「GRカローラ モリゾウエディション」がペースカーとして走行する。

 GRカローラは、最高出力300PS、最大トルク370Nmを発揮するターボチャージャー付き3気筒1.6リッターエンジンを搭載していて、モリゾウエディションは最大トルクが400Nmまで引き上げられているほか、専用装備となるインテリジェントマニュアルトランスミッション(iMT)の1~3速のクロスレシオ化などが施されたモデル。そこにトヨタがラリー用に開発したGR-Four AWDシステムが組み合わせられ、ドライバーは前後輪への出力配分を60-40、50-50、30-70から選択できる。また、ECO、ノーマル、スポーツ、カスタムの4つのドライブモードを選択でき、さまざまな走行シーンに対応する。

 2023年の北米モデルは「GRカローラコア」「サーキットエディション」「GRカローラ モリゾウエディション」の3つのグレードが設定されている。

「GRカローラ モリゾウエディション」NASA全米選手権のペースカー仕様

 トヨタ自動車マーケティング&コミュニケーションズ副社長のMike Tripp氏は、「トヨタではモータースポーツに情熱を注いでおり、NASA選手権の全レースにペーシングすることで、レースファンをサポートできることを光栄に思います。3年連続でTOYOTA GAZOO Racingのモデルをペースカーに起用し、次のNASAチャンピオンを決めるレースで私たちの役割を果たし続けられることに興奮しています」と述べている。

 また、NASAの最高経営責任者(CEO)であるJeremy Croiset氏は、「GRカローラをNASA選手権の公式ペースカーとして再び使用できることをうれしく思います。レースではエキサイティングな戦いが繰り広げられることを期待しています。また、直接会場に足を運べない方も、NASA全米選手権Webサイトにてレースをご覧いただけます」とコメントしている。