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WEC富士6時間予選、TOYOTA GAZOO RacingのGR010 HYBIRDがフロントローを独占
2023年9月9日 20:07
WEC(世界耐久選手権)富士6時間レースが9月8日~10日の3日間にわたって富士スピードウェイで開催されている。9月9日の午後には予選が行なわれ、日曜日の決勝レースに向けたグリッドが決定した。
注目のハイパーカークラスでは、7号車 TOYOTA GAZOO Racing GR010 HYBIRD(マイク・コンウェイ/小林可夢偉/ホセ・マリア・ロペス)がポールポジションを獲得。2位も8号車 GR010 HYBIRD(セバスチャン・ブエミ/ブレンドン・ハートレー/平川亮)が獲得し、トヨタ勢がフロントローを独占する結果となった。
3位はポルシェ ペンスキー モータースポーツの6号車 ポルシェ 963(ケヴィン・エストレ/アンドレ・ロッテラー/ローレンス・ヴァントール)。
LMP2クラスのポールはユナイテッド オートスポーツの22号車 オレカ 07 - ギブソン(フレデリック・ルービン/フィリップ・ハンソン/フェリペ・アルバカーキ)、LM GTE Amクラスは、コルベット・レーシングの33号車 ストンマーティン ヴァンテージ AMR(ベン・キーティング/ニコラス・バローネ/ニッキー・キャッバーグ)。
小林可夢偉選手がドライブする7号車 GR010 HYBIRDがポールポジションを獲得
14時40分にLM GTE Amから行なわれた予選は、一部に濡れた路面は残るものの、レーシングラインは完全にドライになっており、全車がドライタイヤを履いてコースインしていった。
最後に行なわれたのは最上位クラスになるハイパーカークラスでポールポジションを獲得した小林可夢偉選手は、予選中盤に1分27秒394をマーク。2位に0.6秒近い差をつけた。
3位、4位はポルシェで、5位はキャデラック。6位にはル・マン24時間レースで優勝した51号車 フェラーリ AF コルセのフェラーリ 499P(アレサンドロ・ピエール・グイディ/ジェームス・カラド/アントニオ・ジョビナッツィ)となった。
LMP2は22号車ユナイテッドが、LM GTE Amは33号車コルベット・レーシングがポール獲得
2024年からクラス廃止されてしまうため、今回が最後の富士でのレースとなるLMP2は、これまでと同じように激しい予選が繰り広げられた。
ポールポジションを獲得したのはユナイテッド オートスポーツの22号車 オレカ 07 - ギブソン(フレデリック・ルービン/フィリップ・ハンソン/フェリペ・アルバカーキ)で、2位はチームWRTの41号車 オレカ 07 - ギブソン(ルイ・アンドラーデ/ロバート・クビサ/ルイス・デレトラズ)、3位はユナイテッド オートスポーツの23号車 オレカ 07 - ギブソン(ジョシュア・ピアソン/ベン・ハンリー/オリバー・ジャービス)となった。
レース直前にSUPER GTやスーパーフォーミュラで活躍する宮田莉朋選手がケッセル・レーシングから参加することになり、高い注目を集めたLM GTE Amクラスは、コルベット・レーシングの33号車 シボレー・コルベットC8.R(ベン・キーティング/ニコラス・バローネ/ニッキー・キャッバーグ)がポールポジションを獲得した。
2位は女性ドライバーで構成されているアイアン デイムスのポルシェ 911 RSR-19(サラ・ボヴィ/ミシェル・ガッティン/ラヘル・フライ)、3位はD'STATION・レーシングの777号車 アストンマーティン ヴァンテージ AMR(星野敏/キャスパー・スティーブンソン/藤井誠暢)となった。
そのほか日本人ドライバーが参戦するチームは、AFコルセの22号車 フェラーリ 488 GTE EVO(小泉洋史/サイモン・マン/ケイ・コッツォリーノ)が5位、宮田選手が乗っている57号車 フェラーリ 488 GTE EVO(木村武史/スコット・ハファカー/宮田莉朋)は6位となった。