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トヨタ、小型バス「コースター」の燃費補償と重量税補償を開始

2023年10月3日 発表

コースター

 トヨタ自動車は10月3日、小型バス「コースター」の燃費補償と重量税補償を開始すると発表した。対象車種は「コースター」「コースタービッグバン」で、燃費補償対象は約3000台、重量税補償対象は約600台。生産期間は2019年7月~2022年1月で、生産工場は岐阜車体工業。

 本件は、2022年3月に日野自動車が開発・製造した平成28年排出ガス規制(ポスト・ポスト新長期規制)対象エンジン「N04C(尿素SCRシステム搭載)」を搭載する小型バスのコースターにおいて、実際の燃費性能が諸元値に満たないことが判明し、後日、日野において燃費試験が不適切な方法で行なわれたことが認定された事案への対応となる。

 燃費性能が諸元値に満たないことへの燃費補償とともに、車検証差し替えに伴い、重量税が変更となる車型に関し、旧重量税との差額を補償。また、旧重量税で納付済みの重量税に関しても本来支払うべき税金の不足分として、日野自動車より国に追納予定としている。

 対象車両を保有しているユーザーには、ダイレクトメールやWebサイトなどで告知される。

トヨタの小型バス「コースター」