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ブリヂストン、「ジャパンモビリティショー2023」出展概要 道路給電システムに対応するコンセプトタイヤなど展示

2023年10月13日 発表

ジャパンモビリティショー2023でのブリヂストンブースイメージ

 ブリヂストンは10月13日、「ジャパンモビリティショー2023」(一般公開日:10月28日~11月5日、場所:東京ビッグサイト)の出展概要を発表した。

 今回のモビリティショーでのブースコンセプトは「ブリヂストンが新しい生活や未来に向け、人とモノの移動を支える」。企業コミットメント「Bridgestone E8 Commitment」で示す価値創造を軸として、ブリヂストンが人とモノの移動を支え続ける情熱を持って、持続可能な社会を実現していくことにコミットする活動を、同社の「断トツ商品」、サステナブルなグローバルプレミアムモータースポーツ活動、ソリューション事業の展示を含めて、来場者が体感できるように構成しているという。

 ブースでは「EVの困りごとを足元から支える」として、2023年5月に発売した北米向け市販用EV専用タイヤ「TURANZA EV」、2023年1月に発売した欧州向け市販用タイヤ「TURANZA 6」とともに、世界最高峰のソーラーカーレース「2023 Bridgestone World Solar Challenge(BWSC)」において、再生資源・再生可能資源比率63%の「ENLITEN(エンライトン)」技術搭載タイヤと、同タイヤを装着したソーラーカーなどを展示。今シーズンの「NTT INDYCAR SERIES」のストリートサーキットで使用されたグアユール由来の天然ゴムをタイヤのサイド部分に適用した「Firestone」ブランドタイヤも紹介する。

再生資源・再生可能資源比率63%の「ENLITEN(エンライトン)」技術搭載タイヤ

 また、国際宇宙探査ミッションでの使用に向けた月面探査車用タイヤのプロトタイプや、走行中に道路からワイヤレスでEVに給電するシステムに対応したコンセプトタイヤの展示を行なっていく。

 加えてデジタルフリートソリューションプロバイダーとして北米で輸送事業者に対する運行管理サービスを展開するAzugaや、欧州で同事業を展開しているWebfleet Solutionsの活動を通じてモビリティシステムを支えていく同社の活動、また国内の輸送業界の課題を足下から解決するサブスクリプション型ソリューションサービス「トータルパッケージプラン(TPP)」についても紹介するとのこと。

 なお、ブリヂストンブースでは佐藤琢磨選手をはじめとしたトップドライバーや著名人など多くのゲストを招き、トークショーやステージイベントを実施する予定。また、ドライビングシミュレーターを使い、プロドライバーから直接指導を受けながら気軽にモータースポーツのドライビング技術の向上を目指すことができるeモータースポーツの体験型プログラム「Bridgestone eMotorsport Institute(ブリヂストン イーモータースポーツ インスティテュート)」の体験コーナーも設置される。