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フェラーリ、ル・マン優勝車「499P」ベースの限定生産車「499P Modificata」

2023年10月29日(現地時間) 発表

ル・マン24時間耐久レースの優勝車「499P」をベースにした新型モデル「499P Modificata」

 フェラーリは10月29日(現地時間)、2023年6月に開催されたル・マン24時間耐久レースの優勝車「499P」をベース車両にした、新型モデル「499P Modificata」を限定生産すると発表した。499P Modificataは、非競技用途のサーキット専用モデルとして、ジェントルマン・ドライバーを対象にごく少数用意される。

 499P Modificataのハイブリッド・パワートレーンは、V型6気筒 3.0リッターエンジンをミッドリアに、最高出力200kWを発生する電気モーターをフロント・アクスルに搭載し、システム全体で最高出力640kWを発生する。トランスミッションは7速シーケンシャル、駆動方式はフルタイム・アクティブ4WDとしている。

 タイヤサイズは、フロント310/710-18、リア340/710-18で、ピレリが開発した専用タイヤを装着。1周につき限られた時間、最高出力の640kWを発生できる「プッシュ・トゥ・パス」機能なども取り入れられている。

 フェラーリでは、499P Modificataとともに、新たに2024年から「スポルト・プロトティピ・クリエンティ・プログラム」を始動する。499P Modificataのオーナーは、フェラーリが国際的なサーキットで開催しているイベント「F1クリエンティ」とともに、「スポルト・プロトティピ・クリエンティ・プログラム」として参加できるようになり、メンテナンスから技術面、輸送面のサポートまで、フェラーリが完全に支援するという。

新型モデル「499P Modificata」