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レクサス、次世代モデル新型「LBX」 “唯一無二”の1台を選べるカスタマイズモデル“Bespoke Build”100台を抽選販売
2023年11月9日 13:30
- 2023年11月9日 発表
- 460万円~576万円
レクサス(トヨタ自動車)は11月9日、新型「LBX」を発表した。同日から注文を開始し、12月下旬ごろの発売を予定している。グレードはシンプルで洗練されたモダンな空間を演出する“Cool”、落ち着きと華やかさを両立する“Relax”を導入。それぞれの価格は2WDモデルが460万円、4WDモデルが486万円。
また、購入者が唯一無二の1台を選べるという“Bespoke Build”100台を抽選販売。抽選の申し込みは全国のレクサス店で可能。期間は11月9日~11月21日で、当選者には販売店から連絡される。Bespoke Buildの価格は2WDモデルが550万円、4WDモデルが576万円。
モデル | エンジン | トランスミッション | 駆動方式 | 価格 |
---|---|---|---|---|
Cool | 直列3気筒1.5リッター「M15A-FXE」 | 電気式無段階変速機 | 2WD(FF) | 4,600,000円 |
4WD(E-Four) | 4,860,000円 | |||
Relax | 2WD(FF) | 4,600,000円 | ||
4WD(E-Four) | 4,860,000円 | |||
Bespoke Build | 2WD(FF) | 5,500,000円 | ||
4WD(E-Four) | 5,760,000円 |
新型LBXのボディサイズは4190×1825×1545mm(全長×全幅×全高。全高はシャークフィンアンテナを含む欧州仕様)、ホイールベースは2580mm。車両重量は2WDモデルが1310kg、E-Fourモデルが1390kg。
新型LBXはデザインコンセプトを「Premium Casual」とし、サイズのヒエラルキーを超えた上質さと存在感をあわせ持ち、高い審美眼を持ったユーザーが日常でカジュアルに使いたくなるコンパクトクロスを目指して開発された。
エクステリアではコンパクトクラスのパッケージにとらわれない発想により、クラスを超えた大径タイヤの採用(225/60R17、225/55R18)、スタンスのよいダイナミックなプロポーションを実現。フロントフェイスでは機能全体を包括的に捉えた「ユニファイドスピンドル」として、新たな時代のアイデンティティに挑戦し、リアデザインは低重心でシンプルな塊感を強調した。
インテリアでは人間中心という考え方をさらに進化させたコクピットデザイン「Tazuna Concept」を採用。プレミアムにふさわしいしつらえに徹底的にこだわり、気負うことなくリラックスしてクルマとの一体感を楽しめる室内空間を目指し、走りの楽しさを最大化させるコクピットや、居心地のよい室内を彩るアンビエントイルミネーションを採用した。
また、あらゆる走行シーンで減速、操舵、加速がシームレスにつながる気持ちよさなど、ドライバーの意図に忠実でリニアな応答を目指すレクサスならではの「Lexus Driving Signature」を追求。クルマとの一体感を醸成するドライビングポジションや慣性諸元向上のためパッケージにこだわるとともに、フロントサスペンションのジオメトリ刷新、ボディ剛性の向上、運転に不要な雑味を抑制した静粛性など、基本素性を徹底的に鍛え上げている。それにより、ドライバーとクルマが一体となることで、いつまでも運転していたいと思えるドライバビリティを実現。全ての乗員が自然と笑顔になれるような走りを実現した。
パワートレーンは高効率な直列3気筒 1.5リッターエンジンと、モーター出力を向上したコンパクトなトランスアクスル、高い電池出力のバイポーラ型ニッケル水素電池を搭載するハイブリッドモデルを設定。エンジンの最高出力は67kW(91PS)/5500rpm、最大トルクは120Nm(12.2kgfm)/3800-4800rpmを発生。フロントモーターは最高出力69kW(94PS)、最大トルク185Nm(18.9kgfm)、リアモーターは最高出力5kW(6PS)、最大トルク52Nm(5.3kgfm)を発生する。
これまで培ってきた電動化技術により、エンジン、モーター、電池の性能を十分に引き出すことで「Lexus Driving Signature」を追求。アクセル操作に対する電池とモーターによるアシストを大幅に強化し、応答遅れが少なく立ち上がりが早い電気リッチな加速観を実現した。さらに、加速中のエンジン回転数と車速、エンジン音を連動させることで伸びのあるリニアな走りを演出。ハイブリッドシステム全体で高効率となるよう緻密に制御を行なうことで、優れた燃費性能を実現している。
予防安全機能は、人間中心の考え方に基づいた先進の予防安全技術「Lexus Safety System+」、快適な移動を支える「Lexus Teammate」、12.3インチフル液晶メーターの採用などによる運転支援の拡充などが図られた。
加えて、人間中心の考え方に基づき、「NX」から採用している利便性を向上させる機能を新型LBXにも採用。9.8インチタッチディスプレイに直感的な使いやすさを追求した最新のマルチメディアシステムを採用し、G-Link機能により日常使いに即したサービスを提供。OTAソフトウェアアップデートを行なうことで、予防安全装備や先進技術の性能を向上し、ライフスタイルに寄り添うとした。
具体的には、クラウド上の地図情報を活用し、交通情報や駐車場の空き情報をリアルタイムで取得するコネクティッドナビを採用。G-Link契約中は常に最新の地図データを利用可能としている。
最新の音声認識機能はステアリングのトークスイッチ操作による起動に加え、ディスプレイのマイクアイコン操作や音声による起動も可能とし、あらかじめ設定された起動ワードを発話することでスイッチ操作や再生中の音楽停止をすることなく、音声認識機能の起動ができるほか、クルマと会話するような自然な発話での操作にも対応させた。
9.8インチナビでは、DCMを活用したインターネット接続により、Webサイト(ニュースやブログ、ストリーミング音楽、YouTube動画など)を閲覧できるWebブラウザー機能を設定。
個人設定を車両に登録できる「マイセッティング機能」では、従来の車両設定(ドライビングポジション、イルミネーションなど)に加え、ナビやオーディオなどのマルチメディアの設定にも対応。スマートキーだけでなく、デジタルキーやBluetooth機器(スマートフォンなど)でもドライバーの特定が可能。G-Link契約中は、マルチメディア設定はデータセンターに格納され、別の車両でも利用できるようになっている。
G-Linkでは、「MyLEXUS」により、スマートフォンでクルマの燃料残量や走行距離の確認が可能。さらに乗車前にエアコンを作動させておけるリモートエアコン、充電・給電状況の確認ができる充電管理などのサービスを利用できる。また、「マイカー始動ロック」では、MyLEXUSからの操作により任意の期間にクルマのエンジンを始動不可にでき、夜間や長期の旅行・出張などの際に利用することで、クルマを使わない時間のセキュリティを高められるとした。
なお、2024年1月に開催される東京オートサロン2024では、ユーザーの多様なライフスタイルにマッチする新型LBXの新しい世界観の1つとして、運転を楽しみ、非日常の高揚感を味わえるというパワートレーンを強化したパフォーマンスモデルの出展を予定している。
オーダーメイドシステム「Bespoke Build」
オーダーメイドシステムの“Bespoke Build”では、ユーザーが1からカスタマイズを楽しみ、1人ひとりの感性に寄り添った唯一無二の1台を届けるとのこと。表皮色、シートベルト、ステッチ糸の色替え、配色構成のバリエーション拡大、トリム部の加飾追加など、専用アイテムと好きなボディカラーをかけ合わせ、豊富なバリエーションの中から独自のオリジナルコーディネートを楽しめるとした。
また、フロントとリアバンパーロアにロッカー部分と呼応するフィン形状のエアロパーツをオプション設定。センターピースにはシルバー塗装の差し色を施し、落ち着きのある高級感を演出した。
さらに、リアピラーには黒基調にツヤの有無で精緻なライン柄を表現したフィルム加飾もオプション設定。遠目には車両造形となじみ、車両に近づくと質感のある模様が浮かび上がることで大人の遊び心を表現している。