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WRC最終戦ラリージャパン、WRCドライバー勝田貴元選手がシェイクダウンとスーパーSSについて語る
2023年11月16日 13:58
11月16日、WRC（世界ラリー選手権）最終戦ラリージャパンが愛知県と岐阜県を舞台に開幕した。16日9時からは鞍ヶ池公園でシェイクダウンが行なわれ、17時より豊田スタジアムでセレモニアルスタートが行なわれる。19時からは豊田スタジアムで最初のSSとなるスーパーSSを開始。このスーパーSSでは2台同時に走るなど、公道も走る世界最速のクルマの戦いを楽しめる。
16日昼過ぎには、WRCトップドライバーが囲み取材に対応。日本人WRCドライバーである18号車の勝田貴元選手も、取材対応を行なった。
勝田貴元選手はシェイクダウンの印象を、「シェイクダウンを見てても1本目は全然ダメ」とのこと。2本目、3本目とセッティングを変化することで、よい方向に変化させたという。
セッティングの方向性としては、「去年もグリップは、シェイクダウンステージに関しては低かったのですけど、それ以上にバランスがかなりわるかった。どちらかというとデフを少しロック気味の方向に振って、ダンパーをクロアチアとかハイスピードなラリーというより、グリップを稼ぐ方向のダンパーを使ったり、そちらがどちらかというとメインになるかなと思います」とのこと。クルマの動きをシンプルにして、ダンパーによって懐を深くする方に変更しているとのことだ。
今回のラリーでは、期間中に雨も予報されているが、その場合はもっとソフトに振っていくと語る。
注目される豊田スタジアムのスーパーSSについては、「スーパーSS自体は、2台で走るのがすごく魅力的ですし、初めて見るお客さんも楽しめるステージだと思います。もちろん僕もウェルカムというか、ぜひやっていただきたい」と語る。ただ、ほかのドライバーも言っていたがスーパーSSのジャンピングスポットに関しては、クルマが壊れる可能性もあるため慎重に行くだろうと語ってくれた。
19時から始まる豊田スタジアムのスーパーSS、果たしてどのようなシーンが展開するのだろうか？ ラリージャパンの開幕だ。